ペットとの生活

猫の咳について

毎日を共に過ごす大切なパートナーであるネコちゃんの健康を守るということは、飼い主さんがネコちゃんにしてあげられることの一つです。

しかし、ネコちゃんの体調を飼い主さんがしっかりと管理していたとしても、病気になってしまうこともあるのです。そのような時に、ネコちゃんの病気が悪化してしまう前に治療を行うようにし、ネコちゃんが苦しんでしまうかもしれない時間をなるべく減らすようにしてあげるということが重要なこととなります。

日常生活の中で、ネコちゃんが体調不良に陥ってしまった際には、「どのような病気の可能性があるの?」という疑問をお持ちになられる飼い主さんも多いのではないでしょうか?

今回は、日常生活の中で見られる症状の一つであるネコちゃんの咳について、どのような病気が原因になっているのか、咳を防ぐために飼い主さんができることは何があるのかということについてお伝えさせていただきます!

猫が咳をしてしまう原因として考えられるものは?

咳は、喉や杯、気管などの呼吸器感に刺激があったり、異物が侵入してしまった際にそれらを取り除こうとするための防御反応です。

ネコちゃんの場合には、ほとんど咳をするということがありませんので、病気などのトラブルが身体に起こっているということが多く考えられます。

基本的には、ネコちゃんの咳は数秒から数分で治まりますので、長引いてしまうことはあまりありません。

ネコちゃんの咳が止まらない、咳を繰り返しているという際には様々な病気の可能性が考えられますので注意してくださいね。

猫が咳をしてしまう原因になる病気はなに?

ネコちゃんの咳が長引いたり、咳の音などに異常な様子が見られるようでしたら、病気が原因となっていることが多くなります。

咳が症状として現れる病気は、場合によっては命を落としてしまうかもしれない危険性を持っているものもありますので、日々の生活の中から注意した方が良いでしょう。

咳を引き起こす病気についての知識を、飼い主さんが持っておくことで病気の早期発見に役立つでしょう。

ここでは、ネコちゃんが咳をしている場合に考えられる病気や症状について、お伝えさせていただきます。

咳をしている際に可能性として考えられる病気で、一番多いものと言えば、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症から引き起こされる猫風邪ではないかと思います。症状としては乾いた咳やくしゃみ、発熱や結膜炎などが現れ、子猫や老猫の場合には命を落としてしまう危険性もあるのです。一度、回復したと思っても、再発することもありますので、ネコちゃんの体調に気を配ってあげましょう。

ネコちゃんが心臓病になってしまった際にも、咳という症状が出ます。その他にも、食欲不振や元気がないという症状もみられます。なるべく、早めの治療が必要になりますので、様子がおかしいようでしたら動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

寄生虫のフィラリアに寄生されることで発症するフィラリア症の場合は、気管支静脈の血の流れが悪くなってしまうことで、乾いた咳をしやすくなります。フィラリア症の症状としては、咳、疲れやすくなり運動などを嫌がる、嘔吐です。

この病気はネコちゃんが突然命を落としてしまうこともありますので疑いがある場合はすみやかに動物病院での検査や治療をおすすめします。

フィラリアは薬で予防することができますし、媒介となる蚊の侵入を防いだり、駆除することで予防ができる病気ですので、しっかりと予防するようにしましょうね。

また、病気以外にも毛玉をうまく吐けないことが原因となり、咳がでているということも考えられます。ネコちゃんはきれい好きな生き物ですので、暇を見つけてはグルーミングをしていますが、毛玉をうまく吐き出せなくなった際に咳をすると同時に、嘔吐をしようとしてしているのです。

そのような場合にも、症状が悪化してしまうと手術が必要になることもありますので気をつけましょう。

ブラッシングをこまめにする、食物繊維が多いキャットフードを与えるようにすることで予防することができますよ。

どれくらいの咳から、猫を動物病院に連れて行けばいいの?

ネコちゃんが咳をしているという場合に、「どのような咳で、どのくらいの頻度で咳をしている時に動物病院に連れて行けば良いの?」という疑問をお抱えになられている飼い主さんもいらっしゃると思います。

ここでは、ネコちゃんが咳をしている場合に、病気の恐れがあるものとそうではないものを見分ける上でのポイントについてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんはあまり咳をすることがない生き物であるため、咳をした場合に不安を抱えてしまうこともあるでしょう。

そのような場合には、咳の頻度や咳が治まるまでにかかった時間に注意してください。数秒から数分で咳が治まるという場合には、病気やウイルスが原因の咳ではないことが多いので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

日常的に咳をしている場合や、咳が止まるまでの時間が長すぎる、苦しそうに息をしているという場合には、ウイルスによる感染症や心臓病や気管支炎や肺炎の可能性があります。

また、咳の音にも注意して耳を傾けてみてください。乾いた咳で繰り返して咳を繰り返しているという場合には、ウイルス性の病気や心臓病など様々な病気の可能性が考えられます。湿った咳をしている場合には、肺炎やガンなどの病気の可能性があり、乾いた咳よりも重度の病気になっていることもありますので、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

ネコちゃんの咳は、病気の症状としてはよくあるものですので、頻度や音に気をつけて、なにかおかしい様子があるようでしたら、早めに動物病院に連れて行くようにしてネコちゃんが苦しんでしまうかもしれない可能性を減らしてあげるようにしてあげてくださいね。

猫の咳を予防するために飼い主さんが気をつけなければならないことは?

ネコちゃんの咳を予防するためには、まず、病気にならずにすむ健康的な生活をネコちゃんに送らせてあげるということが重要になります。ストレスを多く感じていると、免疫力が下がってしまいますので、なるべくストレスを感じさせないようにして、栄養バランスなどを適正に保つことも咳を引き起こしてしまうかもしれない病気を予防する上では役にたつでしょう。

咳は気管や喉などに異物が入ってしまうことにより、引き起こされる防御反応でもありますので、ご自宅のハウスダストなどが知らず知らずのうちに原因になっている可能性もあるかもしれません。できるだけ、掃除をして部屋を清潔に保ち、ネコちゃんが足を踏み入れたり行動する場所にホコリなどがないようにするのも咳の予防には役立つでしょう。

ネコちゃんが咳をする原因としてはウイルス感染による病気などが多くなるため、それらの病気を予防するということも、ネコちゃんが咳をしてしまって苦しい思いをするということを減らしてあげられるのです。

秋や冬などの乾燥する時期には、湿度が足りなくなるため、気管の粘膜の働きが弱まり、ウイルスなどに感染しやすくなります。そのため、部屋の湿度を適正に保つようにしてウイルスの働きを弱めるようにしましょう。それに加えて、ワクチンなどで予防できる病気でしたら、きちんとワクチンを摂取させるようにして、病気になってしまうかもしれないリスクを減らすようにしてくださいね。

猫の咳を見逃さないようにして、健康的な生活を送りましょう

ネコちゃんの咳は、病気などの際に飼い主さんにそれを伝える上で重要な役割を果すため、できるだけ見逃さないようにしましょう。

ネコちゃんに咳が出ないように、病気にならないように、日々の生活の中から予防に努めてくださいね。

今回、お伝えさせていただきました情報が、飼い主さんとネコちゃんの毎日をより良いものにするお手伝いになりますことを願っております。

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