基礎知識

チワワはどんな犬?性格やかかりやすい病気について

今回はチワワというワンちゃんの特徴、性格、ルーツ、かかりやすい病気、それらの病気の症状や治療法、飼育する上で気をつけたほうが良いことなどについてお伝えさせていただきます。

チワワってどのような犬なの?飼い主さんに忠実な性格って本当?

チワワは現在認定されているワンちゃんの中でも最も小型のワンちゃんであり、アップルヘッドと呼ばれるドーム型の頭蓋骨やクリクリとしたつぶらな瞳などの外見上の特徴も多くある個性的なワンちゃんです。

ワンちゃんの性格は千差万別であり、人間と同じように同じ性格であるということはありません。しかし、ワンちゃんの犬種によってある程度、このような性格であることが多いという一定の傾向もあります。

そこで、飼い主さんやチワワの飼育を検討していらっしゃる方が気になることと言えば、「チワワってどのような性格なの?」という疑問ではないでしょうか?
チワワの性格について飼い主さんがしっかりとした知識を持っておくようにすると、飼育する際などにも良いことがたくさんあると思いますよ。

ここでは、チワワの性格がどのようなものなのかということについてお伝えさせていただきます

愛らしい見た目で飼い主さんの心を癒やしてくれるワンちゃんであるチワワについて、テレビのCMなどの印象からプルプルと震えて臆病なワンちゃんというイメージをお持ちになられている方も多いのではないかと思います。そのイメージは間違いではなく、チワワには用心深く、他のワンちゃんや飼い主さん以外の人間に対する警戒心が高いという一面もありますので、番犬としても役に立つのです。

チワワの性格は、飼い主さんに対してとても忠実で飼い主さんに対して深い愛情を示すという生活を共にするパートナーとしては素晴らしいものですが、見た目の弱々しさから飼い主さんが甘やかしすぎてしまいますと、攻撃的でワガママなワンちゃんになってしまいますので注意してあげるようにしてくださいね。甘えん坊な性格な一面もありますが、独立心が強いワンちゃんですので、お留守番も難なくこなす利口で賢いという一面もあります。警戒心が強いため、大きな音に対してひどく怯えるという一面もありますので、大きな物音がストレスになり、体調を崩してしまうということもありますので、注意してあげるようにしてあげてくださいね。

また、見かけによらずチワワは活発で行動的なワンちゃんですので、自分の身体の倍近いワンちゃんの前でも堂々としていたり、攻撃的な態度を見せるということもありますが身体があまりにも小さいのでケガをしてしまうということもありますので、そのような場合には飼い主さんが止めてあげるようにしましょう。

愛らしいチワワのルーツはどこから?聖なる動物として崇められていた?

愛らしい見た目で日本では大人気のチワワですが、そのルーツについて気になっているという飼い主さんも多いのではないでしょうか。チワワと言うなめの由来場、チワワの原産であると言われているメキシコ北部の州名ですが、はっきりとしたルーツは明らかにはなっていないのです。

一説によると、チワワはその昔、有名な冒険家であるコロンブスが現在のキューバにあたる島で見つけた「吠えない小さな犬」であるテチチが祖先だと考えられています。しかし、チワワのルーツには謎が多く、現在でも明らかになっていないことが多いというのが現状です。

チワワのしつけ方はどうやって行えば良い?愛らしいからって、しつける前に可愛がるのはNG?

チワワは愛らしく、可愛らしいワンちゃんですので、「ついつい、可愛がってしまう…。」という飼い主さんも多いのではないかと思います。そこで、飼い主さんが気になることと言えば、チワワを可愛がりすぎるとしつけに影響するのではないかということではないでしょうか?

ワンちゃんは飼い主さんにとって大切なパートナーですので、愛情を注ぐことも必要になりますが、甘やかしてしまうとしつけの面で非常に悪影響をあたえてしまいますので、注意したほうが良いでしょう。

そこで、ここではチワワのしつけ方に効果的な方法についてお伝えさせていただきます。

チワワは賢く、学習能力が高いワンちゃんですので、トイレのしつけや、してはいけないことを覚えることは難しくはありません。しかし、幼いころに飼い主さんがチワワを甘やかしたり、可愛がりすぎてしまいますと、ワガママなワンちゃんに育ってしまいますので、飼い主さんの言うことを聞かないということも多くなってしまいます。

チワワをしつける際には、可愛がる前にまずしつけを行い、様々なことがしっかりとできるようになってから可愛がるようにするということが重要になるのです。しつけの際にはしてはいけないことなどをしてしまった際には、怒鳴ったり、大きな声を出さないようにして臆病なチワワのストレスに注意しながらしつけるようにしてあげてくださいね。

チワワがかかりやすい病気にはどのようなものがある?頭部の病気には特に注意が必要?

ワンちゃんはさまざまな病気を発症するかもしれないリスクが常にあり、飼い主さんは日々の生活の中から病気の予防に努めるようにした方が良いでしょう。チワワも例外ではなく、その特徴的な頭蓋骨や眼球の形状からかかりやすい病気なども存在します。

万が一の際に備えて飼い主さんがチワワのかかりやすい病気や、それらの病気の症状、治療法、予防法などについての知識を持っておくようにすると安心かもしれませんよね。

そこで、ここではチワワのかかりやすい病気にはどのようなものがあるのかということと、治療法や予防法などについてお伝えさせていただきます。

チワワに発症することが多い病気の1つが水頭症になっています。水頭症の原因は、先天性の頭蓋骨の奇形が原因であることが多くなっており、痴呆症状や元気がない様子を見せる、寝てばかりいる、異常な攻撃性や食欲不振、過食や視力障害や昏睡と言った症状があらわれる病気です。水頭症の治療は難しく、基本的には症状に合わせた対症療法を取ることが殆どになっていますが、手術を行うことで、病気が快方に向かうこともありますので、何かおかしな様子が見られるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにしてあげてくださいね。

水頭症の予防は非常に難しく、日々の生活の中からチワワの様子に注意するようにし、早期発見、早期治療を心がけるようにするとワンちゃんの苦しんでしまうかもしれない時間を減らしてあげることができるかもしれませんよ。

他のワンちゃんと比較した際に眼球が大きいチワワの場合には、目の病気を発症してしまうリスクが高くなっていますので、眼球の病気にも飼い主さんが注意するようにした方が良いかもしれません。

外傷による角膜炎は、眼球が突出しているチワワに発症することが多い病気です。光を眩しがるような素振りを見せる、まぶたの痙攣や目の充血と言った症状があらわれているという場合には、角膜炎を疑うようにし、すぐに動物病院に連れて行くようにしてあげてください。

角膜炎の治療は、炎症の悪化を防ぐ抗生物質や抗炎症薬の投与や、運動制限、医療用のコンタクトレンズの装着といった対症療法が基本的ですが、失明の危険がある場合には外科手術を施すということもありますので、早期発見、早期治療を心がけるようにしましょう。角膜炎の予防は目を清潔な状態に保つようにすると共に、外傷を与えないように日々の生活の中から注意するようにするということが重要になります。そのため、毎日のワンちゃんの様子をしっかりと見守るようにしてくださいね。

手足が細く、華奢なチワワは大きな衝撃で後ろ足の膝の皿がずれてしまうという膝蓋骨脱臼という病気を発症してしまうこともあります。この病気は、チワワのような小型犬に発症することが多い病気であり、打撲や落下などの大きな衝撃が原因になっていることが多くなっていますので、チワワが生活する環境にはなるべく高いものを置かないようにする、高い場所に登らせないようにするという対策を講じる用にしましょう。

この病気を発症すると、スキップのような歩き方をする、三本足で歩くようになる、膝が腫れるなどの症状があらわれるようになりますので、早期に動物病院につれていき、悪化する前に治療を行うようにしてください。この病気は、外科手術を行い、膝蓋骨を正常な状態に戻すという治療法が基本的なものになっており、病気が悪化する前に手術を行うことでワンちゃんが苦しむかもしれない時間を減らしてあげることができますので、何かおかしな様子がありましたら動物病院に連れて行くようにしましょう。

身体の小さなチワワは低血糖症を起こしやすくなっております。低血糖症を発症した際には、ぐったりとする、痙攣を起こす、下半身が動かなくなる、意識を失う、失明といった症状があらわれるようになりますので、チワワが楽しい毎日を過ごす上で大きな障害になってしまいます。特に子犬の場合には、6時間から12時間エサを食べないだけでも低血糖症を発症してしまいますので、注意が必要になるのです。

低血糖症の治療は血糖値を上昇させるための糖分補給や、低血糖症の原因になっている基礎疾患の治療などが行われます。低血糖状態が続くと命に関わるということもありますので、何か様子がおかしいようでしたら、応急処置にガムシロップなどで糖分を補給させるようにし、すぐに動物病院に連れて行くようにしてくださいね。

チワワを飼育する上で気をつけた方が良いことって何?チワワは寒がり?

愛らしく、飼い主さんに大きな愛情を注いでくれるチワワとの性格は素晴らしいものですので、できるだけチワワには楽しく、不自由のない生活を送ってほしいものですよね。

チワワが楽しく毎日を過ごすためには、飼い主さんがチワワを飼育する上で気をつけたほうが良いことについての知識を持っておくようにすると更に良いかもしれません。

そこで、ここではチワワを飼育する際に気をつけた方が良いことについてお伝えさせていただきます。

チワワを飼育する際に、最も気をつけたほうが良いことは、チワワが臆病で警戒心が強いという性格についてしっかりと理解しておき、チワワの不安を理解してあげるようにするということです。

チワワは飼い主さんに大きな愛情を注いでくれる反面、飼い主さんが突然いなくなることなどに強い不安を抱きます。そのため、外出する際にはチワワに声をかけて安心させてから外出する様にする、帰宅した際にはしっかりとスキンシップを取るようにするなどのコミュニケーションをしっかりととり、不安を取り除くようにしましょう。

小さなワンちゃんであるチワワは、他のワンちゃんと比較した際に些細なことでケガを負ってしまうということも多くなっています。そのため、部屋の段差や滑りやすい床などを無くすようにし、チワワがケガをしにくい環境を作ってあげるということも重要になるのです。チワワにとってケガをしにくい環境は、居心地の良い環境とも言えますので、ストレスを最小限に抑えることもできるでしょう。

チワワは身体が小さなワンちゃんですので、熱さや寒さにも弱くなっています、特に寒さにはめっぽう弱くなっていますので、夏場でもエアコンなどを使用していると寒がる様子を見せることもあるかもしれません。そのような場合に備えて、寒さをしのぐことができる毛布やタオルケット、クッションなどをチワワの寝床に常に用意しておくようにすると良いでしょう。

チワワとの毎日は素晴らしいもの!さまざまなことに気をつけて健康的で楽しい日々を過ごしましょう。

大切なワンちゃんとの生活は、飼い主さんが日々の生活の中からワンちゃんの様子に少し注意してあげるようにすることでより素晴らしいものにすることができるのです。

また、チワワという犬種がどのようなワンちゃんなのかということについての知識も持っておくようにすると、更にワンちゃんのことがわかってあげられますし、健康を守る上でも役に立ちますよね。

愛らしい見た目で飼い主さんを癒やし、大きな愛情を注いでくれるチワワの健康を守ることは飼い主さんにしかできないことですので、日々の生活の中から変化などにすぐに気づくようにし、病気の予防に努めるようにすると共に、何かおかしな様子がありましたらすぐに動物病院に連れて行くように、早期治療を行なうようにしてくださいね。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとチワワの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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