ペットとの生活

野良猫をペットにする際の注意点「野良猫を飼いたい!」

ネコちゃんを飼っていない方でも、野良猫と仲良しになる事がありますよね?同じ場所や同じ時間にあっているうちにコミュニケーションを取り、よく懐いてくれて、気ままなネコちゃんの性格に一目惚れしてしまったり、様々な理由から「家族に迎えたいな」ということを考えることもありますよね。

そのようなときに、気になる点といえば、野良猫を家族に迎える際にどのようなことに注意すれば良いのかということではないでしょうか?

野良猫はみなさんが思っている以上に気ままな生活をしているため、「ストレスを感じさせないように飼うコツや、家族に迎える際にしなければいけないことについて知りたい!」という方も多いのではないかと思います。

そこで、今回は野良猫を家族に迎える際に注意すること、家族に迎えた後にしてあげなければならないことについてお伝えさせていただきます!

野良猫を家族に迎える際に覚えておくことは何?

野良猫を家族に迎えると言っても、嫌がる野良猫を無理やりお家に連れて行き、生活を始めるというのはあまり好ましくありませんよね。「この人は安全だ。敵じゃない」とネコちゃんにまずは認識してもらう必要があるので、ゆっくりと信頼関係を構築していくということを覚えておいてくださいね。

もし、お家に連れて帰ったとしても屋外で過ごしていたネコちゃんは外に出たがったり、飼い主さんに対する警戒心をなかなか緩めないということもあるでしょう。そんなときにも、ゆっくりと警戒を完全に解いてくれるまできちんと世話ができるかどうかもしっかりと考えておいてくださいね。

トイレのしつけなども、なかなかうまくいかないこともありますが、根気よくしつけるようにしましょう。ネコちゃんによってトイレの砂などの好みもありますので、お気に入りの砂を見つけられるまで大変かもしれませんが、ゆっくりと焦らずに見守ってあげましょう。

野良猫はかなり高い確率で感染症や寄生虫がいるなど、室内で飼っているネコちゃんでは考えられないくらい健康状態が良くないこともあるということも、野良猫を家族に迎える決意をした方に覚えておいていただきたいことの1つです。そのため、家族に迎えた際にはすぐに動物病院に連れて行き、寄生虫の駆除や、感染症の治療、ワクチンの接種などを済ませるようにしてくださいね。

そして、何よりも覚えておいていただきたいことが大人の野良猫を家族に迎えるときには、完全室内飼育で育ってきたネコちゃんと比べると寿命が短いということです。
外敵にいつでも遭遇してしまうかもしれない外の環境は気ままであると同時に、ネコちゃんが完全にリラックスすることができないため、ストレスが思っている以上に溜まっていることがあるのです。また、ケガなどをしてしまい、十分な治癒ができてないこともあります。そのため、思っているよりも早くに亡くなってしまうということも考えられますので、覚えておくようにしましょう。

野良猫を家族に迎えたあとに飼い主さんがすることは?

野良猫にとって、飼い主さんのお家は見たこともない未知の世界です。そのため、「安全な場所なんだな」と認識するまではあまりストレスを与えないような努力をしたほうが良いでしょう。

野良猫を家に連れて帰るという時は、何かの入れ物にネコちゃんを入れて連れて帰るようにしてください。これは、ネコちゃんが自分のニオイが付いた場所があるということで、新しい環境である飼い主さんのお家でも「逃げ場所」となる場所を作るためです。

エサや水を置いておけば、ネコちゃんが「ここは安全だ」と判断した時には自分から出てきてくれるので、無理に抱っこしたり、部屋の中を連れ回したりせずにネコちゃんのペースで慣れるまでは連れてきた入れ物の中に入れておいてあげましょう。

トイレなども、野良猫を家族に迎える際には必ず用意しておくようにしましょう。ペットショップにいるネコちゃんとは違い、トイレのしつけができていなかったり、今までしていたトイレの場所などのせいでトイレ砂の好みが激しい子もいますので、試行錯誤すると考えてくださいね。

ある程度、お家に慣れてきた時には、お風呂に入れてあげて身体を洗ってあげてください。人間用のシャンプーやボディーソープなどはネコちゃんにとっては刺激が強すぎるため、野良猫を家族に迎える際にはネコちゃん用のシャンプーを用意しておくと良いでしょう。外で暮らしていたネコちゃんはフンや砂などが身体に付いているかもしれませんので、なるべく早めに清潔にしてあげてくださいね。

野良猫を家族に迎えた当日か翌日、それが無理なようでしたらなるべく早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。

先ほどお伝えしたとおり、寄生虫や感染症の恐れがありますし、ノミが潜んでいるかもしれませんので、それらの対策をする上でも重要な事です。猫エイズや白血病の検査も同時に行うと良いでしょう。かかってしまっていたら仕方はありませんが、それを知っているか、いないかでは健康管理をしていく上ではかなり違ってくるのです。

去勢、避妊手術をすることも飼い主さんがお悩みになられることだとは思いますが、完全に室内飼いで飼育すると考えた際にはどちらでも構いません。しかし、去勢手術をしたほうが性格が穏やかになり、飼いやすくなったり、発情期のヒート行動がなくなり、寿命がのびるなどのメリットもありますので、ネコちゃんが飼い主さんに慣れてきた後にゆっくりと検討すると良いでしょう。

ネコちゃんの体調が悪く無いか、栄養状態はどうか、ケガをしていないかという点は、初めて迎え入れるネコちゃんですと、見抜けないかもしれません。それを早めに知っておくことは、これから生活を共に過ごす上では、必ず役にたつことですので、絶対に動物病院に連れて行ってあげてくださいね。

野良猫は自由気ままな環境で生きてきたため、外に出たいよというように鳴いて訴えてきたりします。そのようなときは外に出さないようにしなければなりません。対策としては、キャットタワーなどの上下に運動できるものを用意すると良いでしょう。外に出たくなるのは、お家の中が運動ができなかったり、退屈な場所だと思ってしまうからなのです。ですから、おもちゃを用意して遊んであげるのも野良猫を退屈させないためには役に立ちますよ。

万が一、ネコちゃんが外に出てしまった際の対策をすることも飼い主さんがしなければならないことです。網戸などを破ったり、開けれたりしないように対策をしたりすることは外に出てしまうことを防ぐためには重要ですが、野良だったネコちゃんがきちんとお家に帰ってきてくれるかどうかはわかりません。

首輪などをつけて飼猫だということがわかるようにしておくのも良いですし、マイクロチップを埋め込むなどしておくのも安心です。マイクロチップを埋め込んでおけば、ネコちゃんが遠くに行ってしまった際や、保健所に連れて行かれたりした際に飼い主さんの名前やネコちゃんの名前などがすぐに特定できますので、マイクロチップを万が一の場合に備えて埋め込んでおくのも良いでしょう。マイクロチップの埋め込みは動物病院で行いますので、健康診断や予防接種の際に獣医さんに聞いてみてくださいね。

野良だったネコちゃんが外に行ってしまった時の対策として最も効果的なのは、マイクロチップを埋め込み、首輪をするということではないでしょうか?マイクロチップは埋め込むため、視覚的には飼猫かどうかはわかりません。そのため、首輪とマイクロチップをセットにすると万が一の際にも、ぱっと見ただけで飼猫か分かりますし、マイクロチップを読み込むことで飼い主さんの情報も出てくるので安心ですよ。

野良猫を家族に迎えるというのは簡単なことではありません!

もともと、気ままにくらしていた野良猫を保護し、家族に迎えるという際には様々な準備や、ゆっくりと信頼関係を築いていくという根気が必要になるかもしれません。
動物病院に連れて行く、エサやトイレなどの準備をするのにも、みなさんが思っている以上のお金が必要になるかもしれませんが、野良だったネコちゃんを飼うと決めた際には、きちんと責任をもって最後まで一緒に過ごしてあげてください。

ネコちゃんが「野良だった時よりも幸せだな」と思えるような生活を一緒に過ごせるように色々な工夫をして幸せな毎日を送ってくださいね。

今回お伝えしたことが、野良猫を家族に迎えようとお考えの方にとって役立つ情報であることを祈っています!

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