病気・ケガ

猫の血小板減少症とは?原因や症状、治療法について

今回はネコちゃんの血小板減少症の症状や治療法、予防法についてお伝えさせていただきます。

猫の血小板減少症はどのような病気?発症のメカニズムとは?

ネコちゃんの血小板減少症は、血を固める作用がある血小板の働きに何らかの異常を引き起こす病気であり、さまざまな症状を引き起こすだけではなく、ネコちゃんが健やかに毎日を過ごす上での障害になりうる病気になっていますので、早期発見、早期治療を心がけるようにする必要があります。

ここでは、ネコちゃんの血小板減少症の原因についてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんの血小板減少症はさまざまなことが原因になり発症する病気になっています。

ネコちゃんの血小板減少症の原因として考えられるのは、血小板を作り出す骨髄に異常が生じている、血小板を破壊する作用を持つ脾臓に異常がある、猫白血病ウイルス感染症や猫エイズウイルス感染症などのウイルス感染症、血管肉腫や悪性リンパ腫などの腫瘍、薬剤投与の副作用、免疫機能に異常が生じるなどがあります。

血小板減少症の原因になるものは数多く、それら全てを予防することは難しいかもしれません。しかし、日々の生活の中から飼い主さんがネコちゃんの様子に注意するようにし、何かおかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くなどの対策をきちんと取ることで症状の悪化を防ぐことができます。

猫の血小板減少症の症状について教えて!

ここではネコちゃんの血小板減少症の症状についてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんが血小板減少症を発症した際には血を固める作用を持つ血小板が減少してしまうため、出血がなかなか収まらなくなります。それに伴い、口の中に点々とした出血がみられるようになる点状出血、傷口の出血がなかなか止まらなくなる、血尿や血便、鼻血といった症状が多くみられるようになりますので、注意するようにしましょう。

その他にも、吐血、眼球内での出血、肝臓や腎臓の腫大、呼吸困難、咳や発熱という症状もあらわれますので何かネコちゃんの様子におかしな点がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにしましょう。

猫の血小板減少症はどのように治療を行なうの?治療法について教えて!

ここではネコちゃんの血小板減少症の治療についてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんの血小板減少症の治療は、原因によって治療法が異なります。
腫瘍やウイルス感染症が血小板減少症の原因になっている場合には、それらの治療を行なうことで血小板減少症の症状が改善されることもありますので、そちらの治療が優先されます。

自己免疫疾患などが血小板減少症を引き起こしているという場合には、決定的な治療法が存在しないため、血小板減少症が引き起こしている症状を改善させる治療が行われることがほとんどです。具体的には、血小板の量を正常な状態に戻すために免疫抑制剤を用いる、血小板の輸血を行なうというものがあります。

また、脾臓の過剰作用により、血小板が減少しているという場合には、脾臓の摘出手術が行われることもありますが、予後に関してはそれほど良好ではないということもありますので、獣医さんとよく相談した上で脾臓の摘出手術を行なうかどうかを検討すると良いかもしれません。

ネコちゃんの重大の病気のサインとして血小板減少症が発症していることもありますので、命を落としてしまうかもしれない危険からネコちゃんを守る上ではとても重要です。ネコちゃんの様子におかしな点がみられるようでしたら、すぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

猫の血小板減少症は早期発見、早期治療が重要な病気!日々の生活の中から予防に努めることも重要です!

ネコちゃんの血小板減少症は早期発見、早期治療を行なうことでネコちゃんの苦しむかもしれない時間を減らしてあげることができますので、ネコちゃんの様子には毎日の生活の中から注意するようにすると良いでしょう。

それに加えて、血小板減少症はウイルスや疾患などが原因になり発症する病気ですので、ネコちゃんのワクチン接種等をしてそれらの病気を予防するとともに、ネコちゃんのストレスを最小限に抑えるなどして、血小板減少症を予防するようにすると更に安心かもしれませんよ。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとネコちゃんの楽しい毎日をより良いものにする上で役にたちますことを願っております。

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