病気・ケガ

犬のQ熱とは?原因や症状、治療法について

今回は、ワンちゃんのQ熱の発症のメカニズムや原因、症状にはどのようなものがあるのか、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬のQ熱の原因とは?妊娠しているワンちゃんは要注意?

ここでは、ワンちゃんのQ熱の発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんのQ熱はコクシエラ・バーネッティという細菌に感染してしまうことで、発症する病気になっています。
コクシエラ・バーネッティは人間に感染することがあり、犬や猫や牛、豚や鳥にも感染し、Q熱を発症することもありますので、注意が必要になるのです。

Q熱の原因としましては、コクシエラ・バーネッティに感染した動物の糞便や卵、乳などへの接触やコクシエラ・バーネッティを保菌しているダニに噛まれてしまうことなどのものがありますので、ワンちゃんだけではなく、飼い主さんもこの病気には注意するようにし、早期発見、早期治療とともに予防に努めましょう。

Q熱が犬の身体に引き起こす症状とは?人間が感染した場合には?

ワンちゃんのQ熱は妊娠しているワンちゃんの場合には重大な症状を引き起こすこともありますので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康を守ってあげることが重要になるのです。

その際には、飼い主さんがQ熱の症状についての知識を持っておくと、日常生活の中からワンちゃんの身体にあらわれる異変に気づきやすくなりますので、早期発見、早期治療の手助けになります。

ここでは、Q熱がワンちゃんの身体に引き起こす症状、注意点をお伝えいたします。

Q熱がワンちゃんの身体に引き起こす症状としましては、14日から26日の潜伏期間を経て軽い発熱がでるというものです。Q熱は感染しても症状があらわれない不顕性感染であるため、症状が出ないこともあります。

しかし、ワンちゃんが妊娠している場合にはコクシエラ・バーネッティが感染した際には胎盤で繁殖するため、死産や流産の原因になることもありますので、注意したほうが良いでしょう。

また、人間に感染した場合には40度前後の高熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、咽頭痛などのインフルエンザに似た症状もあらわれますし、6ヶ月以上感染が継続しますと骨髄炎や心内膜炎などの病気を引き起こすこともありますので、飼い主さんも感染には注意してくださいね。

犬のQ熱はどのような治療法がとられる?予防する上で重要なことは何?

ここでは、ワンちゃんのQ熱の治療法や予防法についてお伝えいたします。

ワンちゃんのQ熱の治療法としましては、テトラサイクリンやニューキノロンなどの抗生物質を投与し、体内のコクシエラ・バーネッティを死滅させるというものです。治療は3週間から4週間の間の期間が必要になると言われており、症状が良くなったからといって治療をやめてしまいますと再発の恐れもありますので、獣医さんとよく相談して治療を行なうようにしましょう。

ワンちゃんがQ熱を発症しないようにする予防法としましては、Q熱の原因になるコクシエラ・バーネッティへの感染を防ぐというものになります。

コクシエラ・バーネッティは動物の排泄物が原因になることもありますので、他の動物の排泄物には近づけないようにする、コクシエラ・バーネッティを媒介するマダニをしっかりと駆除するようにし、草むらにはなるべく近づけない、飼育環境を清潔なものに保つということを心がけてくださいね。

Q熱は早期発見、早期治療を行なうようにすることでワンちゃんの苦しむかもしれない時間や流産や死産などの危険から守ることができますし、人間への感染も防ぐことができますので、何かおかしな様子がみられているという場合にはすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

また、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせる、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策をすると健康維持にも役立ちます。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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