病気・ケガ

犬の唾液腺嚢腫とは?原因や症状、治療法について

ワンちゃんの病気やケガにはさまざまなものがありますが、そのような病気の中でもワンちゃんの唾液腺嚢腫はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの身体に悪影響を及ぼしてしまうだけではなく、健康的で楽しい毎日を脅かしてしまうものになりますので、早期発見、早期治療を心がけることが重要になります。

今回は、ワンちゃんの唾液腺嚢腫がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の唾液腺嚢腫はどのようなことが原因になる?遺伝も発症に関係している?

ワンちゃんの唾液腺嚢腫はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの身体に悪影響を与えてしまうだけではなく、健康的な生活を脅かしてしまうものになっていますので、早期発見、早期治療を心がけることが重要になります。

その際には、飼い主さんが唾液腺嚢腫の原因についての知識を持っておくと日常生活の中から早期発見、早期治療を行なうことができますし、予防する手助けにもなります。

ここでは、ワンちゃんの唾液腺嚢腫がどのような病気なのか、原因ついてお伝えいたします。

ワンちゃんの唾液腺嚢腫は、唾液を分泌する器官である唾液腺とよばれる腺組織が袋状に腫れ上がってしまうという病気です。

唾液腺嚢腫は、細胞の増殖によりできる腫瘍とは違い、細胞部分の成分を細胞が包み込むというものであり、唾液を作り出す舌下腺、耳下腺、顎下腺、頬骨腺などの大きい唾液腺やその他の小さな唾液腺により作り出された唾液を送り出す唾液管に障害が生じてしまい、唾液が漏れ、水たまりを作ることにより引き起こされます。

唾液腺嚢腫の原因としましては、唾液管に交通事故やケンカ、リードを強く引っ張るなどの首絵の圧迫などの外傷、唾液腺内部や唾液管内に生じた結石、遺伝によるものがあるといわれていますが、原因不明であることも少なくありません。

遺伝により、唾液腺嚢腫を発症することが多い犬種はミニチュアプードル、ジャーマンシェパード、ダックスフントなどのワンちゃんといわれていますので、飼い主さんは特に注意してあげてくださいね。

犬の唾液腺嚢腫はどのような症状を引き起こすの?注意したほうが良い症状は何?

ここでは、唾液腺嚢腫がワンちゃんの身体に引き起こす症状にはどのようなものがあるのか、日常生活の中から注意したほうが良い症状についてお伝えいたします。

ワンちゃんの唾液腺嚢腫が引き起こす症状としましては、さまざまな部位に嚢腫が生じてしまうというものがあります。

唾液腺嚢腫が形成される部位によって名称は異なり、顎に嚢腫ができる警部粘液嚢腫、舌の下にできる舌下粘膜嚢腫、口の奥に嚢腫が生じる咽頭粘膜嚢腫、眼球の真下に嚢腫ができる胸骨粘膜嚢腫、耳の下に嚢腫が生じる耳下腺炎膜嚢腫などのものがあります。

舌下粘膜嚢腫の際には、唾液に血が混ざることもありますし、咽頭粘膜嚢腫の場合には舌の運動異常、呼吸困難、嚥下困難、胸骨粘膜嚢腫の場合には眼球突出や外斜視などの特徴的な症状もあらわれるようになりますし、嚢腫ができた場合には外見に明らかな異変がみられるようになりますので、早急に動物病院に連れて行くようにしてくださいね。

犬の唾液腺嚢腫の治療法、予防法を教えて!

ここでは、ワンちゃんの唾液腺嚢腫の治療法や予防法についてお伝えいたします。

ワンちゃんの唾液腺嚢腫の治療法としましては、溜まってしまった唾液を注射器で抜く、唾液腺嚢腫は再発することも多いため、唾液腺自体を外科手術で切除する、唾液腺炎を伴っている場合には抗生物質や抗菌薬を投与するというものがあります。

外科手術を行なう場合は、ワンちゃんの年齢や体力によっては負担になってしまうということもありますので、獣医さんとよく相談するようにしましょう。

唾液腺嚢腫の予防法としましては、外傷などが原因になり唾液腺嚢腫を発症することを防ぐために交通事故や、ワンちゃん同士のケンカには注意するとともに、首輪が唾液管の損傷の原因にならないように締め付けのゆるい首輪に変える、ハーネスに変えるなどの対策をするというものがあります。

唾液腺嚢腫は早期発見、早期治療を行なうことでワンちゃんの健康的な毎日を守ることができるものですので、日々の生活にワンちゃんの様子には注意するようにし、何かおかしな様子がみられるようでしたら動物病院に連れて行くようにして適切な処置をうけさせるようにしてくださいね。

また、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせるようにする、万が一の際にペット保険に加入しておくなどの対策をするのも良いかもしれませんよ。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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