病気・ケガ

犬の細菌性腸炎とは?原因や症状、治療法について

ワンちゃんの病気やケガにはさまざまなものがありますが、そのような病気の中でも、細菌性腸炎はワンちゃんの身体に症状を引き起こし、健康を害してしまいますので早期発見、早期治療が必要になるのです。

その際に飼い主さんが細菌性腸炎についての知識を持っておくと早期発見、早期治療に役立つでしょう。
今回はワンちゃんの細菌性腸炎の原因、あらわれる症状や治療法、予防法についてお伝えいたします。

犬の細菌性腸炎の原因とは

ワンちゃんの細菌性腸炎はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの健康を著しく害してしまうものですので、ワンちゃんの早期発見、早期治療を行なう上では細菌性腸炎についての知識を持っておくようにすると良いでしょう。

ここでは、ワンちゃんの細菌性腸炎の原因についての知識をお伝えいたします。

ワンちゃんの細菌性腸炎は細菌により、腸炎が引き起こされてしまう病気になっています。ワンちゃんの細菌性腸炎を引き起こす原因となる細菌はサルモネラ、カンピロバクター、大腸菌、スペロヘータ、プロテウス菌、緑膿菌などのものがあります。

この中でも、ワンちゃんの細菌性腸炎の原因として多いものは、サルモネラ、カンピロバクター、大腸菌などと言われております。

サルモネラは、3000個に1個の割合で鶏卵に付着している菌であり、ワンちゃんやネコちゃんの糞にも付着していることもあります。サルモネラは病原性が強い菌ですので対策をせずにいると感染が広がりますので、注意しましょう。

カンピロバクターは動物の腸管内にいる菌であり、感染源としては、不十分な加熱処理をされた肉になっていますので、ワンちゃんに肉を食べさせる場合には十分に火を通すようにしてくださいね。大腸菌は動物の大腸内に常在する菌であり、手洗いなどを徹底することで感染を防ぐことができますので、飼い主さんは日々の生活の中での手洗いを習慣づけるようにしましょう。

細菌性腸炎を引き起こす原因としては細菌に汚染された水や食べ物、食器を舐めてしまうなどがあります。また、ストレスなどにより糞便を口にしてしまうことが菌に感染してしまう原因にもなりますので、それらについても注意するようにしてくださいね。

犬の細菌性腸炎の症状・注意したほうが良いことは?

ここでは、ワンちゃんの細菌性腸炎の症状についてお伝えいたします。

ワンちゃんが細菌性腸炎を発症してしまいますと、細菌により腸炎が引き起こされるため、下痢やお腹を触るのを嫌がる、背中を丸めるなどの腹痛という症状があらわれるようになります。それに加えて、下痢により水分が体外に排出されるため、脱水症状や食欲不振の症状があらわれる、血便と言った症状もあらわれるようになるのです。

これらの症状があらわれている場合には細菌性腸炎の可能性が考えられますので、おかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにして、適切な処置をうけさせるようにしましょう。

犬の細菌性腸炎の治療法や予防法を教えて!

ワンちゃんの細菌性腸炎は投薬治療、対症療法、免疫力を落とさないようにする治療が行なわれます。

投薬治療を行なう場合には、クロラムフェニコール、カナマイシン、ゲンタマイシン、エリスロマイシンなどの抗生物質を投与し細菌を駆除しますが、薬剤に耐性を持つ菌があらわれるという危険性もありますので、症状が重度の場合にのみ、この治療法がとられます。

細菌性腸炎の基本的な治療法としては、あらわれた症状に合わせた対症療法がとられることが多く、脱水症状を改善するために輸液の投与、腸粘膜を保護するために保護剤を用いることもありますので、獣医さんとよく相談して治療を行なうようにしましょう。

ワンちゃんの免疫力を落とさないようにするということは細菌性腸炎の治療法でもあり、予防法とも言えます。ストレスや栄養不足により免疫力が低下してしまうことで、細菌の感染が引き起こされますので、それらについても注意するようにし、生活習慣の改善や飼育環境の見直しなども行なうようにすると良いでしょう。

ワンちゃんの様子に何かおかしな点がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、症状が軽度のうちに治療を行なうことでワンちゃんの健康を守ることができます。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの楽しい毎日をより良いものにする上で役にたつものでありますことを願っております。

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