病気・ケガ

犬の幽門異常とは?原因や症状、予防法について

今回は、ワンちゃんの幽門異常が発症する原因、引き起こす症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の幽門異常の原因とは?

ワンちゃんの幽門異常はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの日常に悪影響を及ぼしてしまうものになっていますので、早期発見、早期治療を心がけるようにしましょう。その際には、飼い主さんがワンちゃんの幽門異常の知識を持っておくと、発症を予防することができるかもしれません。

ここでは、ワンちゃんの幽門異常の原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの幽門異常は胃の出口にあたる幽門という部位に異常が生じ、正常に機能しなくなってしまう病気です。幽門異常を発症すると、胃の出口である幽門が塞がることで十二指腸に胃の内容物が送り出せなくなってしまい、さまざまな症状を引き起こすのです。

幽門異常はメスよりもオスのワンちゃんの方が発症リスクが2倍ほど高いと言われていますので、注意してくださいね。

幽門異常の原因としましては、幽門部分に異物や胃潰瘍、胃炎などの病変が起こるものと、幽門部が生まれつき狭い先天的なもの、他のワンちゃんと比較して後天的に幽門異常を引き起こしやすいなどの遺伝によるものがあります。

先天的な幽門異常は、ブルドッグやボクサーなどの犬種、後天的な幽門異常はトイプードルやシーズー、パグなどの犬種と言われていますので、これらのワンちゃんの飼い主さんは特に注意すると良いでしょう。

犬の幽門異常が引き起こす症状や注意したほうが良いことを教えて!

ここでは、ワンちゃんの幽門異常引き起こす症状や日常生活の注意点をお伝えいたします。

ワンちゃんが幽門異常を発症した際に引き起こされる症状としては、食後30分から120分で未消化物を嘔吐する、度重なる嘔吐による脱水症状、体重減少といったものがあります。

幽門異常の注意したほうが良い症状としましては、食後の嘔吐に注意しましょう。特に食後の30分から2時間で嘔吐がみられるという場合には、幽門異常である可能性が高いため、早急に動物病院に連れて行くようにして適切な処置をうけさせるようにしてくださいね。

犬の幽門異常の治療法、予防するために必要なことは?

ここでは、ワンちゃんの幽門異常の治療法や予防法についてお伝えいたします。

ワンちゃんの幽門異常の治療法としましては、ワンちゃんの身体にあらわれた吐き気などの症状を緩和し、苦しみを取り除くために吐き気止めの投与や食事量を減らすという対症療法、症状が重い場合には、肥大した筋肉の切除をする幽門筋層切開術や、幽門の形を変える幽門形成術、胃と十二指腸に近道を作る胃十二指腸吻合術などの外科手術を行なうというものがあります。

幽門異常の予防法としましては、全ての原因を対策することは難しくなっておりますので、できるだけ早く発見することが重要になるのです。

胃炎などの基礎疾患に注意するとともに、1年に1度は動物病院での健康診断をうけさせるようにする、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策をとるとワンちゃんの健康管理に更に役立つことでしょう。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの楽しい毎日をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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