病気・ケガ
「犬の角膜裂傷」原因や症状、治療法について
今回は、ワンちゃんの角膜裂傷の原因、症状治療法や予防法、治療の際にかかる医療費やペット保険に加入した方が良いのかということについてお伝えさせていただきます。
犬の角膜裂傷の原因について知りたい!発症のメカニズムは?
ワンちゃんの角膜裂傷は重要な器官である目にさまざまな悪影響を及ぼしてしまう病気です。人間とは違い、言葉が話せないワンちゃんにとって五感の1つが失われてしまうことは、健康的な生活を損なってしまう原因にもなりますので、早期発見、早期治療を心がけることが重要になるのです。
その際には、ワンちゃんの角膜裂傷が発症する原因についての知識を持っておくと、早期発見、早期治療だけではなく、日常生活の中から対策をすることができるため予防にも役立つことでしょう。
ここでは、ワンちゃんの角膜裂傷がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんの角膜裂傷は、黒目の表面を覆っている角膜と呼ばれる透明な膜が破れて傷ついてしまうという病気になっています。角膜裂傷は、角膜にできた傷が角膜を突き破ってしまう穿孔型と、傷が角膜の途中で止まっている非穿孔型に分かれています。
角膜裂傷の発症のメカニズムとしましては、角膜への直接的な外傷が加わることやアレルギーや感染症、角膜炎などの外傷以外のものが角膜炎を引き起こすとも言われており、犬同士のケンカ、植物の枝などの異物が目に入る、頭部に交通事故や高い場所からの落下などにより、強い圧力がかかることなどのものが主な原因ですので、飼い主さんが対策できるものについてはしっかりと対策をするようにしてくださいね。
角膜裂傷が犬の身体に引き起こす症状について教えて!
ここでは、角膜裂傷がワンちゃんの身体に引き起こす症状、日常生活の中から注意点についてお伝えさせていただきます。
角膜裂傷がワンちゃんの身体に引き起こす症状としましては、眼球の痛みや異物感を覚え、目を気にするようにする素振りをみせるようになる、眼圧がかかった状態が続き、眼房液が溢れ出し、角膜を歪ませる、虹彩や眼球内部のものが飛び出す、最悪の場合には失明してしまうなどのものがあります。
眼球の痛みや異物感という症状は軽度のものであり、この時期に治療を行なうことでワンちゃんの失明を防ぐことができます。特に眼球内部のものが飛び出てしまうという症状は飼い主さんがひと目見てわかるものですので、そのような症状があらわれる前に適切な処置を受けさせるようにしてくださいね。
犬の角膜裂傷の治療法や予防法にはどのようなものがある?必要な医療費は?
ここでは、ワンちゃんの角膜裂傷の治療法や予防法、治療の際にかかる医療費、ペット保険は必要性についてお伝えさせていただきます。
ワンちゃんの角膜裂傷の治療法としましては、傷が軽度なものであり、あらわれている症状が軽い場合には二次感染を防ぐ抗生物質や炎症の悪化を防ぐ抗炎症薬の投与、眼球破裂を予防するための運動制限、医療用コンタクトレンズの着用などの対症療法をとります。免疫力が正常な場合には対症療法をとることで回復しますが、傷が大きい場合などには角膜を縫合したり、水晶体が外に出ている場合に眼球の摘出を行なうこともあります。
角膜裂傷の予防法としましては、ワンちゃんが交通事故や外傷などによる角膜の損傷を受けないように散歩などの際に注意するとともに、室内でもワンちゃんに取って危険な高い場所などを作らないようにするということが役に立ちますので、心がけるようにしましょう。
ワンちゃんに角膜裂傷の治療に必要になる医療費としましては、手術などが必要になる場合には5万円から10万円を超えることもあり、通院が必要になる場合にはそれ以上の医療費が必要になることもありますので、ペット保険に加入することをおすすめします。
ペット保険にはさまざまな商品やさまざまなプランがありますので、ワンちゃんにとって最も良いものを選ぶようにしてくださいね。
今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。
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