病気・ケガ

「犬の副甲状腺機能亢進症」原因や症状、治療法について

今回は、ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症の原因、症状、治療法や予防法についてお伝えさせていただきます。

犬の副甲状腺機能亢進症はどのようなことが原因になる?発症のメカニズムにはどのようなものがあるの?

副甲状腺機能亢進症はさまざまな症状を引き起こし、ワンちゃんの健康に多大な悪影響を及ぼしてしまうだけではなく、最悪の場合にはいのちにかかわることもある病気ですので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康を守るようにすることが重要になるのです。

その際には、飼い主さんが副甲状腺機能亢進症の原因になるものは何かということについての知識を持っておくようにすると早期発見、早期治療だけでなく、日常生活の中から原因になるものを排除することができますので、予防にも効果があることでしょう。

ここでは、ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症は、のどにある副甲状腺と呼ばれる器官から分泌される副甲状腺ホルモンの作用が強くなりすぎてしまうという病気になっています。
副甲状腺ホルモンは、血液中のカルシウムの濃度を増加させる役割を持ち、骨や腸、腎臓に作用しますので、このホルモン濃度が増加してしまうとさまざまな症状を引き起こすのです。

ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症の原因としましては、エサに含まれている栄養のバランスが悪く、副甲状腺を過剰に刺激してしまうことや、腎臓に疾患を抱えていることにより、カルシウム量やビタミンDの生成に異常が起こること、副甲状腺にガンや腫瘍、傷などの異常が生じてしまうことにより、ホルモン分泌に異変がおこることなどのものがあります。

これら全ての原因に対処することは難しいかもしれませんが、栄養バランスの乱れなどが原因については、日常生活の中から対策することができますので、エサに含まれている栄養バランスには注意するようにしましょう。

犬の副甲状腺機能亢進症が引き起こす症状にはどのようなものがあるの?

ここでは、ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症が引き起こす症状、注意したほうがよい症状についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症が引き起こす症状としましては、多飲多尿、骨密度の低下、膀胱結石、慢性腎不全、高リン血症、高窒素血症などのものがあらわれるようになります。

特に、多飲多尿はさまざまな病気の症状としてあらわれるものになっていますので、これらの症状があらわれた際にはすぐに動物病院に連れて行くようにすると良いかもしれません。それに加えて、骨密度の低下などは副甲状腺機能亢進症によくみられるものですので、注意するようにしてくださいね。

犬の副甲状腺機能亢進症はどのような治療法をとるの?予防法にはどのようなものがある?

ここでは、副甲状腺機能亢進症の治療法や予防法についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症の治療法としましては、カルシウムバランスを見直し、カルシウムが適度に含まれているエサに切り替える、ビタミンDをきちんと補給し、過不足が無いようにするなどの食事療法。また、腎臓や副甲状腺の腫瘍や炎症などの基礎疾患が原因になっている場合には、それらの治療を行なうようにすることで症状が改善されることもありますが、カルシウムやビタミンDの過剰摂取などはさらなる健康面での悪影響を及ぼしてしまうこともありますので、注意してくださいね。

ワンちゃんの副甲状腺機能亢進症の予防法としましては、栄養バランスを日々の生活の中から適切なものに保つようにするということが重要になります。ワンちゃんのエサを選ぶ際には犬種や年齢によって異なる栄養素を適正なものにするために、成分表などにしっかりと目を通す様にすると良いでしょう。

また、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせるようにする、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策をすると健康維持にも役立つことでしょう。

今回お伝えさせて、いただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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