病気・ケガ

「犬の関節が腫れている…」感染症関節炎について

今回はワンちゃんの感染性関節炎の原因や、症状、治療法や予防法などについてお伝えさせていただきます。

犬の感染性関節炎の原因になるものはなに?細菌感染が原因になる?

感染性関節炎は、関節の中に何らかの病原体が侵入してしまうことにより炎症が起きる病気です。感染性関節炎は一箇所のみで起きることもありますし、複数の箇所で炎症が発生することもありますので、ワンちゃんの苦しむかもしれない時間を減らしてあげるためにも早期発見、早期治療に飼い主さんが務めるようにした方が良いでしょう。

感染性関節炎の原因は、傷口から病原菌が侵入してしまう、病原菌が炎症を起こしている箇所から移動してくる、免疫力の低下などが多くなっています。

傷口から病原菌が侵入してしまう場合には、転倒やケンカ、衝突、交通事故などが原因になってしまうのです。その他にも、手術痕からの病原菌の感染も考えられます。感染性関節炎を引き起こす病原菌として多いものは、ブドウ球菌、レンサ球菌、大腸菌、スピロヘータ、マイコプラズマ、ブラストミセス、クリプトコッカス、コシシジオイデスなどがあります。

外傷が関節の近くにない場合でも、血液の流れに乗って、関節に侵入することもありますので、注意しておくようにすると良いかもしれません。

病原菌の感染は、免疫力の低下が大きく影響しています。健康的な生活を送っているというワンちゃんでも、免疫力が低下してしまうこともありますので、ストレスや基礎疾患などによる免疫力の低下には特に注意してあげるようにしてあげましょう。

犬が感染性関節炎を発症した際にはどのような症状があらわれるようになるの?

ワンちゃんが感染性関節炎を発症した際には、ワンちゃんの身体に様々な症状があらわれ、生活の質を著しく下げてしまい、ワンちゃんが楽しく過ごすことができなくなってしまいますので、苦しむ時間を減らしてあげるためにも、早期発見、早期治療を飼い主さんが心がけるようにした方が良いでしょう。

そのためには、飼い主さんが、感染性関節炎がワンちゃんの身体に引き起こす症状についての知識を持っておくようにするのが良いのですが、「感染性関節炎を発症した際に、どのような症状が現れるのかがわからない…」とお思いの飼い主さんも多いのではないかと思います。

そこで、ここではワンちゃんが感染性関節炎を発症した際に、あらわれる症状にはどのようなものがあるのかということについて、お伝えさせていただきます。

ワンちゃんが感染性関節炎を発症した際には、関節に痛みを覚えるため、足を引きずるように歩く、運動を嫌がるようになるという症状があらわれます。それ以外にも、炎症を起こしている関節が腫れている、関節を触ると嫌がる素振りを見せる、関節付近に外傷がある、元気がなく、ぐったりとしているという症状もあらわれますので、ワンちゃんの様子に注意してあげるようにすると良いかもしれません。

感染性関節炎が原因の関節痛は特にワンちゃんに苦しみを与えてしまうものです。激しい痛みが生じますし、関節液や膿が貯留するため、関節に大きな腫れがみられます。関節に熱を持つこともありますし、膿が溜まってしまい、化膿性関節炎になってしまいますと、さらにワンちゃんに苦痛を与えてしまうこともありますので、早期発見、早期治療に心がけるようにしましょう。

犬の感染性関節炎はどのように治療をおこなうのかについて教えて!

ワンちゃんが感染性関節炎を発症してしまった際には、症状が悪化してしまうこともありますので、できるだけ症状が軽いうちに治療を行うようにするのが良いでしょう。

感染性関節炎の治療法には内科的治療と外科的治療の2つの手法が主なものです。しかし、「どのような治療法をとるのかがわからない…。」という不安をお抱えになられている飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

そこで、ここではワンちゃんの感染性関節炎の治療法についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんが感染性関節炎を発症した際には、炎症を起こしている関節から関節液を採取し、原因となっている病原菌を特定することが重要なことになります。病原菌を特定することにより、効果的な投薬を行なうことができますので、ワンちゃんの身体に大きな負担をかけずに、病原菌を駆除することができるのです。この薬剤を投与するときには、6週間ほどの投与が必要になるということも理解しておくと安心かもしれません。

炎症に伴う痛みが激しく、ワンちゃんが苦しんでいる場合には、抗炎症薬や鎮痛剤を投与し、痛みを取り除くということもあります。

外科的治療では、炎症を起こしている関節に膿や水が溜まり、腫れを生じているという場合には切開してそれらを取り除くという治療を行います。場合によってはこの作業を注射器で行なうこともありますので、外科的治療を行う場合には獣医さんとよく相談するようにしてくださいね。

また、炎症が慢性化してしまい、滑膜などに増殖が見られる場合には、こちらを外科的に切除することもあります。

どちらの治療法をとる際も、治療後に炎症が完全に収まるまでは安静にし、軟骨などの回復を待つようにするということです。それに加えて、完治するまでの間は、他のワンちゃんやネコちゃんとの接触は防ぐようにすると、さらに安心ですよ。

犬の感染性関節炎を予防するためには何が必要になるのかを教えて!

ワンちゃんが感染性関節炎を発症する際には、病原菌への感染が主な原因になっています。そのため、ワンちゃんの免疫力を下げないようにすると、感染性関節炎の予防に役立つでしょう。
免疫力の低下には、基礎疾患などが引き起こすものや、ストレスなどが原因になるものなどがありますので、それらについては特に注意するようにしてください。

それに加えて、ワンちゃんの飼育環境を適切で清潔なものに保つようにし、病原菌への感染を避けるようにすると、さらにワンちゃんの感染性関節炎を予防する手助けになることでしょう。

犬の感染性関節炎は痛みが伴う辛い病気!早期発見、早期治療を心がけよう!

ワンちゃんが感染性関節炎を発症してしまいますと、様々な症状を引き起こし、ワンちゃんの生活の質を著しく下げてしまいますので、早期発見、早期治療を心がけるようにしてください。

それに加えて、治療費などが高額なものになってしまいこともありますので、ペット保険に加入しておく、毎月ある程度の額を貯蓄しておくなどすると安心かもしれませんよ。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにするお手伝いになりますことを願っております。

お問い合わせはこちら【通話無料】募集代理店:アイ・エフ・クリエイト0120-616-400【受付時間】9:30~18:00(年末年始、日曜、祝日は除く)

この記事を書いた人

ペットのいろは編集者 皆様が安心してペットたちと過ごせるよう、有益な情報を発信してまいります。