ペットとの生活

飼っている犬が脱走しようとする件について

今回は、ワンちゃんが脱走してしまう理由と、脱走を防ぐために飼い主さんができることについてお伝えさせていただきます。

犬が脱走してしまう原因は何なの?

ワンちゃんが脱走してしまうかもしれない原因はいくつかあり、日々の生活の中からワンちゃんの様子に気をつける必要があるのです。ワンちゃんは、縄張りの中で生きる動物であり脱走するということは、ある意味ワンちゃんの生活の中でも異常な行動といえます。

しかし、脱走してしまうワンちゃんも多いため「脱走する原因について知りたい!」という飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

ここでは、なぜワンちゃんが脱走してしまうのかということについて、お伝えさせていただきます。

ワンちゃんの性格は1頭1頭違い、お転婆な子もいればおとなしい子もいます。好奇心が旺盛で、活発なワンちゃんですと「縄張りの外には何があるのだろう?冒険してみよう!」という気持ちで脱走してしまうこともあるのです。

このタイプのワンちゃんは散歩中や、家の中でも脱走するチャンスを狙っているため、なるべく隙を見せないように飼い主さんが気をつけるようにしたほうが良いでしょう。

飼い主さんが、自分を探していたり、追いかけてくるということを楽しみだと考えているワンちゃんの場合には、「飼い主さんと追いかけっこやかくれんぼをして遊ぼう!」というように脱走をすることもあります。これは、慌てている飼い主さんを見て、「楽しんでいるのだな」というワンちゃんの勘違いが招く脱走といっても良いでしょう。

散歩の時間や距離、運動量が足りていない場合には、ストレスが溜まってしまい、それが原因となり、脱走を試みるというワンちゃんもいます。ワンちゃんに必要になる運動量や散歩の距離などは犬種によって異なりますし、個体差もあるため、ワンちゃんに合った散歩のコースを考えるようにしてあげてください。

同じコースで散歩し続けてしまうとワンちゃんも散歩に飽きてしまうこともありますので、いくつかのコースを考えておいて、日替わりでコースを選択するようにすると良いかもしれませんよ。

飼い主さんとのスキンシップや、遊びの時間が不足している場合にもワンちゃんはストレスを抱えてしまい、脱走を企てるかもしれません。忙しい飼い主さんもいらっしゃるとは思いますが、なるべくワンちゃんとのコミュニケーションを取るようにしてあげると脱走の予防には効果的でしょう。

お留守番の時間が長かったり、ペットホテルに預けられて一人ぼっちになってしまうということもワンちゃんにとっては大きなストレスとなり、吠えたり、噛んだりするという異常行動と共に脱走という行動も現れてしまいますので、注意してくださいね。

オスのワンちゃんで去勢手術をしていない場合には、発情期のメスの臭いを追いかけて脱走してしまうということもあります。これはワンちゃんの本能的な行動ですので、去勢手術をすることで対応するしかありません。メスのワンちゃんの場合にも、オスのワンちゃんに追われてしまい、逃げようとして飼い主さんの元からいなくなってしまうということもありますので避妊手術をしていない場合には、発情期の散歩などには気をつけるようにしてくださいね。

ワンちゃんの性格が臆病で内気な場合には、花火や雷などの大きな音に驚き、家を飛び出てしまったり、散歩中に飼い主さんから離れてしまったりということもあるかもしれません。臆病なワンちゃんの場合には、大きな音から逃げようとしますので、雷や花火、お祭りなどの際には離れ離れにならないように気をつけましょう。

犬が脱走しないように飼い主さんができることは?

ワンちゃんの脱走は飼い主さんにとって、心が非常に痛むものですし、できれば避けたいものですよね。ワンちゃんの脱走を防ぐためには、飼い主さんが日々の生活の中から気をつける必要があります。

ここでは、ワンちゃんの脱走を防ぐために飼い主さんに気をつけていただきたいことについて、お伝えさせていただきます。

ワンちゃんの脱走を防ぐためには、ワンちゃんに飼い主さんのことを「リーダー」として確実に認識させる必要があります。そのためには、おすわりや待てなどの基本的な指示にきちんと従えるようにしつけておくのが良いでしょう。ワンちゃんがパニック状態に陥ってしまった際にも、コミュニケーションを取ることができるかもしれませんので、脱走してしまう可能性も減少させることができると思いますよ。

ワンちゃんが感じるストレスを最小限に抑えるということも、脱走を防ぐためには必要なことになります。ストレスを感じてしまったワンちゃんは、飼い主さんにも想像できないような行動をすることもあり、対応に困ってしまうかもしれませんよね。

ワンちゃんのストレスを解消するためには、日々の生活の中からしっかりと運動させ、良質な食事や睡眠を取らせるようにしましょう。特に運動に関しては脱走を防ぐ上では特に必要になります。

散歩をしっかりとし、休日にはドッグランに行くなどしてワンちゃんが満足するまで運動させてあげるようにしてくださいね。運動量が不足していると、ワンちゃんが「もっと運動をしたい!」と脱走したり、家の中で暴れまわったりするかもしれませんので注意しましょう。

エサをきちんとあげて、ワンちゃんが眠っている時にはちょっかいを出したりしないようにすることも、ワンちゃんの健康を守ることができますし、ストレスを減らしてあげることができます。ワンちゃんが健やかに暮らしていく上でも、脱走を防ぐ上でもこれらのことは役にたちますよ。

発情期のメスの臭いを追って、ワンちゃんが脱走してしまうことを防ぐためには、去勢手術をするのが良いでしょう。しかし、一度去勢手術をしてしまいますと、子どもは望めなくなりますので、ご家族で一度きちんと話し合ってから手術を行うようにしてくださいね。

ワンちゃんの性格が、臆病で内気な場合には大きな物音などに驚いて脱走してしまうこともあります。このような脱走を予防するためには、飼い主さんが天気やその日のイベントや行事を把握しておくと良いでしょう。大きな物音がするかもしれない場所を避けて外出するようにする、脱走の恐れがある場合にはできるだけ室内に居させておくようにしてくださいね。

犬が脱走してしまった後に飼い主さんにできることは?

ワンちゃんが脱走してしまった後には、ワンちゃんを早急に発見するために飼い主さんがする必要があります。迷子になってしまったワンちゃんは最悪の場合には、保健所などで処分されてしまうかもしれませんので、事前に迷子になってしまった時のことを想定して、きちんと飼い主さんのワンちゃんであると判断できるようにしておくと良いでしょう。

脱走する前に、マイクロチップを埋め込んでおいたり、首輪などに飼い主さんの名前や住所を書いたものをつけておくと発見が早まるかもしれませんよ。

脱走してしまった後にも、ワンちゃんとの散歩コースを探してみる、保健所や交番、動物病院などにも連絡を入れ、ワンちゃんの特徴を伝えて発見された際に連絡してもらえるようにしておきましょう。ワンちゃんの写真などを使ったチラシなども発見を早めるのに効果的です。

犬が脱走しないような毎日を送らせてあげましょう

ワンちゃんが脱走してしまう理由は複数ありますので、どのようなことが原因になって脱走してしまうかはその時にならなければわかりません。しかし、原因になってしまうかもしれないものを無くしていくことはできますので、ワンちゃんと共に過ごす日々の中から気をつけて上げるようにしましょうね。

今回、お伝えさせていただいた情報が飼い主さんとワンちゃんが楽しい毎日を送る手助けになりますことを願っております。

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