ペットとの生活

犬の咳について

大切なパートナーであるワンちゃんが、毎日健康に過ごしてくれるように努力をしているという飼い主さんも多いのではないでしょうか?

ワンちゃんの健康を守る上では、飼い主さんが様々な病気の症状などを理解しておくことが、病気を早期発見する上で役に立つことでしょう。

ワンちゃんが病気の際には、様々な症状があるため、「何に注目すれば良いの?」という疑問をお持ちになられる飼い主さんも多いのではないかと思います。

ワンちゃんは、口呼吸が多い生き物であり、咳などをすることの多い動物です。ワンちゃんが生活をしていく上で日常での異変は飼い主さんでしたらすぐに気づくことができると思いますが、ワンちゃんが咳をしているという場合に、どのような病気の可能性があるのかを飼い主さんがきちんと覚えておくことで、病気の発見に役立ちます。

今回は、ワンちゃんが咳をしている際に考えられる病気や、なぜ咳をするのか、咳を予防するために必要なことは何なのかということについてお伝えさせていただきます。

犬が咳をしてしまう理由について教えて!

ワンちゃんがは口呼吸の比率が多い生き物であり、喉などの炎症が起きてしまいやすくなっています。それに加えて、パグやチワワなどの短頭種は、身体の構造的に呼吸器の病気になってしまいやすくなっているため、咳などの症状が出てしまいやすいので注意してくださいね。

咳は、ワンちゃんの体内にホコリや病原菌などが入ってしまった際に、それを体外に出すための防御反応として現れる反応です。

病気が原因で現れる咳の症状は長引くことが、病気によって咳をする理由も様々ですので、重い病気であることもあるかもしれませんので注意が必要になります。

犬が病気の際にする咳はどのようなものなの?

ワンちゃんがする咳は病気によって咳の音などが異なるため、それを手がかりに病気を見分けることもできるのです。

ここでは、病気によって異なる咳の音や特徴について、お伝えさせていただきます。

ワンちゃんがする咳は大きく分けて2種類あり、コホコホという乾いた咳と、ゴホゴホっという痰が絡んでいるような湿った咳に分けられています。

それらの咳を分けて、どのような病気なのかを推測するようにするようにするのが良いでしょう。咳以外の症状にも注意して、ワンちゃんの様子を観察するようにすれば、更にどのような病気7日が推測しやすくなると思いますよ。

コホコホという乾いた咳をしている場合に、一番多いものと言えば、犬の風邪と言われているケンネルコフではないでしょうか。ケンネルコフは、犬が多く集まる場所などで移されることが多く、発熱を伴うことも多くなっています。ケンネルコフの咳は、コホコホと乾いた咳が連続で出るというのが特徴の一つですので、ケンネルコフの疑いがある場合には動物病院での早めの治療を行い、別の感染症に陥る可能性を無くすようにしましょう。

気管支がウイルスや細菌に感染することにより、炎症が起きている気管支炎にワンちゃんがなってしまっている場合にも、ケホケホと乾いた咳が出るようになります。症状が悪化してしまうと痰が絡み、ゴホゴホと湿った咳になることもありますので、早めの治療を行うほうが良いでしょう。コホコホと乾いた咳をすると同時に、咳の後に嘔吐したり鼻水が出たり、発熱するという症状が出ますので、そのような場合には動物病院に連れて行き、抗生物質などを投与することですぐに治る病気ですので、気管支炎の疑いがある場合には早めの治療を心がけてくださいね。

気管支炎と同じく、コホコホと乾いた咳が症状として現れるのが肺炎です。咳以外の症状は、ヒューヒューと音がすることもありますし、発熱や嘔吐、食欲不振というものも見られます。細菌感染やウイルスに感染することで発症する病気ですので注意が必要になります。

フィラリア症を発症してしまった際にも乾いた咳が症状として出ることもあります。フィラリアが心臓に寄生することが原因で発症するフィラリア症は、野外で暮らすワンちゃんの死因のトップとも言われており、飼い主さんが注意しなければいけない病気です。

乾いた咳以外にも、お腹が膨らみ、食欲低下、呼吸困難、貧血という症状が見られることもありますので気をつけてくださいね。
フィラリア症は、ワクチン接種をすることにより予防することができる病気ですので一年に一度ワクチンを摂取するようにすると安心ですよ。

小型犬に多く見られ、コホコホと乾いた咳が症状として現れる病気が僧帽弁閉鎖不全症と言われる心臓の血液が循環せずに、逆流してしまうという心不全の一種です。

この病気になっている場合は、徐々に咳もひどくなっていき、最終的には呼吸困難に陥ります。ワンちゃんが年を重ねるごとに発症してしまうリスクが増加しますので注意するようにしてください。

治療は、外科手術が根本的な治療法とされていますが、ワンちゃんにとってリスクが高い手法でもありますので、獣医さんによく相談して決めるようにするのが良いと思いますよ。

骨折をしている場合にも、乾いた咳が出ることがあります。このような場合には身体を何処かにぶつけたかなど、思い当たるふしがあるかどうかを考えるようにしてください。
骨折などの疑いがある場合にも、早めに動物病院に連れて行くようにしてあげましょう。

湿った咳の場合には、水っぽい音がすることが多く、痰などの水分が気管にあるということが考えられます。

心臓の病気が進行した際には、肺水腫と言われている病気の可能性が考えられます。心臓の機能が衰えてしまうことにより、体内の血液がうまく循環しなくなるため肺に水が溜まってしまうというのが原因となり、湿った咳が激しく出て、呼吸困難に陥ってしまうこともありますので注意してくださいね。

痰などが絡んでしまい、湿った咳をしているという場合には気管支炎などの病気が悪化してしまっているということも考えられます。咳を見逃してしまっていたという場合にこの症状がみられるということもありますので、なるべく早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。

犬の咳を予防するために必要なことは?

ワンちゃんが咳をしてしまう理由は病気によって異なるため、予防する上でこれをしておけば、「絶対に安心。」というものはありません。しかし、咳をしてしまうかもしれない病気にならないように飼い主さんが日々の生活の中から気をつけることで、ワンちゃんが咳で苦しむことや、命を落としてしまうかもしれない可能性を減らすことができます。

咳が症状として現れる病気の多くは、ワクチンで防ぐことができるものが多く、定期的な動物病院での健康診断や予防接種を欠かさずに行なうようにすると、ワンちゃんも飼い主さんも安心ですよね。

また、何か咳などやおかしな様子があるようでしたら、すぐに動物病院に連れて行くようにして、咳以外の症状についても獣医さんにきちんと伝えるようにすることがワンちゃんの健康をまもる上では役に立つので、咳以外の症状についても気をつけておくようにしてくださいね。

犬の健康を守るためには、咳という病気のサインを見逃さないように気をつけましょう!

ワンちゃんが健康的に毎日を過ごすためには、飼い主さんが日々の生活の中からワンちゃんの異変に気づくと同時に、「この病気かもしれないな」という予測をつけることが重要です。

乾いた咳や、湿った咳などを見抜くのは初めは難しいかもしれませんが、その他の症状にも注意して健康管理してあげるようにしましょう。

病気の症状として、咳は最もわかりやすいものであり、日々の生活の中で最も気づきやすい症状と言っても良いでしょう。

ワンちゃんの大切な病気のサインである咳の症状を見逃さないようにして、ワンちゃんとの素敵な日々を楽しんでくださいね。

今回、お伝えさせていただいた情報が、飼い主さんとワンちゃんの健康的な毎日を過ごす上でのお手伝いになりますことを願っております。

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