病気・ケガ

犬の骨粗しょう症とは?原因や症状、治療法は?

老犬が気をつけたほうが良い病気にはさまざまなものがありますが、骨粗しょう症という病気はワンちゃんの生活の質を落としてしまうかもしれない病気ですので、高齢のワンちゃんの飼い主さんは日々の生活から注意するようにしましょう。

そこで、飼い主さんが気になることと言えば、「ワンちゃんの骨粗しょう症はどのような病気なの?どのようなことに気をつければ良い?」ということではないでしょうか。

ワンちゃんの骨粗しょう症は老犬に発症しやすい病気になっており、ワンちゃんが年齢を重ねるにつれて注意したほうが良い病気になっています。

そこで、今回はワンちゃんの骨粗しょう症がどのような病気なのか、骨粗しょう症の原因や発症のメカニズム、骨粗しょう症を発症した際にあらわれる症状、骨粗しょう症の治療法や予防法について、お伝えさせていただきます。

犬の骨粗しょう症の原因にはどのようなものがあるの?発症のメカニズムは?

ワンちゃんの骨粗しょう症がどのような病気なのかを飼い主さんが知っておくことは、高齢のワンちゃんの健康管理をしていく上で非常に役に立ちます。それに加えて、骨粗しょう症の原因や発症のメカニズムにはどのようなものがあるのかを理解しておくと早期発見、早期治療、骨粗しょう症の予防に効果的です。

そこで、ここではワンちゃんの骨粗しょう症の原因や発症のメカニズムについてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの骨粗しょう症とは、骨密度が病的に低くなってしまった状態をいいます。骨密度が低くなってしまう原因にはさまざまなものがありますが、多くの場合は、骨の内部に貯蔵されているカルシウムが血液中に流れ出してしまうことで、骨粗しょう症を引き起こすのです。

骨粗しょう症の原因としては、加齢により、骨を新たに作る速度が骨を分解する速度に追いつかなくなり、徐々に骨の密度が低下する、副甲状腺機能亢進症や低カルシウム血症などの基礎疾患、運動不足、栄養不足というものがあります。

低カルシウム血症が骨粗しょう症の原因となっている場合には甲状腺ホルモンや活性型ビタミンDの分泌低下、臓器の異常などが原因となって起こり、血液中のカルシウム濃度が低下することにより、骨に蓄えられたカルシウムが血液中に放出されてしまうのです。

このような状態が長く続くことにより、骨の内部のカルシウムが減少し、骨密度が著しく低下してしまいます。活性型ビタミンDの分泌低下は、カルシウムの吸収などを妨げるだけではなく、ひどい場合にはビタミンDが分泌されにくくなることもありますので、早期に治療を行い、できるだけ症状が悪化しないうちに対策を取るようにすると良いでしょう。

犬が骨粗しょう症を発症した際にはどのような症状があらわれるのかについて教えて!

ワンちゃんが骨粗しょう症を発症した際には、骨折などの危険があるため、早期発見、早期治療を心がけるようにすると良いでしょう。

骨粗しょう症の早期発見を行うためには、飼い主さんがワンちゃんの骨粗しょう症を発症した際にみられる症状について、知識を持っておくことが重要です。

ここでは、ワンちゃんが骨粗しょう症を発症した際にあらわれる症状について、お伝えさせていただきます。

ワンちゃんが骨粗しょう症を発症した際には、骨密度の低下から骨がもろくなってしまいますので、骨が折れやすくなる、ゆっくりと動くようになる、運動を嫌がる、動きが固くなる、関節痛などといった症状があらわれるようになります。

しかし、これらの症状は病気が進行した際にあらわれますので、早期に発見することが難しくなっているのです。そのため、骨粗しょう症を引き起こす原因として考えられる病気の症状についての知識を持っておくことで早期発見、早期治療に役立つでしょう。

骨粗しょう症を引き起こす病気には、低カルシウム血症、副甲状腺機能亢進症の症状としては、元気がなくなり、食欲が低下する、神経過敏、筋肉の硬直、痙攣、嘔吐や多飲多尿、尿石症という症状があります。そのような症状があらわれる場合には骨粗しょう症を併発している場合もありますので、何かおかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置を受けさせるようにしてあげてくださいね。

犬の骨粗しょう症はどのように治療を行うの?

ワンちゃんが骨粗しょう症を発症した際には早期に治療を行うことで病気の進行を抑えることができます。そのためには、飼い主さんがワンちゃんの様子を注意して観察をし、何かおかしな様子があるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにすると安心でしょう。

その際に飼い主さんは、ワンちゃんが骨粗しょう症を発症した際にどのような治療法が取られるのかを、知っておくとさらに良い治療を受けさせることができることでしょう。

そこで、ここではワンちゃんの骨粗しょう症の治療法についてお伝えさせていただきます。

ワンちゃんの骨粗しょう症の治療は、基礎疾患の治療、運動療法、食事療法の3つに大きく分けられており、原因によってアプローチは異なります。

甲状腺機能低下症や低カルシウム血症が骨粗しょう症を引き起こしている場合には、それらの治療を優先させます。これらの基礎疾患を治療することで骨密度の低下を食い止めることができ、骨粗しょう症の改善に役立つでしょう。

運動療法は、運動をすることで骨に刺激を与え、骨芽細胞が活性化し、骨の分解を防ぐことができます。また、運動療法は筋肉の維持にも役にたちますので、老犬の健康を維持する上で大きな役割を果します。

食事療法は、骨の形成に重要な役割を果すタンパク質、ビタミンD、ビタミンK、カルシウムを補うための食事に切り替えるのですが、栄養分の過剰摂取は健康に影響を及ぼすこともありますので、獣医さんとよく相談するようにしましょう。

犬の骨粗しょう症は早期発見、早期治療が重要!予防にも努めましょう!

ワンちゃんの骨粗しょう症は早期発見、早期治療をすることでワンちゃんの生活の質を維持することができる病気です。それに加えて、基礎疾患の予防や、ビタミンDの生成を促進するために日光浴などをさせ、骨粗しょう症の予防に努めるようにすると良いでしょう。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立ちますことを願っております。

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