病気・ケガ

犬の膝蓋骨脱臼とは?原因や症状、治療法について

この記事では、ワンちゃんの膝蓋骨脱臼がどのような病気なのか、膝蓋骨脱臼の発症のメカニズムや原因、あらわれる症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の膝蓋骨脱臼の原因、 発症のメカニズムを教えて!

ここではワンちゃんの膝蓋骨脱臼がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの膝蓋骨脱臼は、膝の皿である膝蓋骨が太ももの骨から外れてしまう病気です。

膝蓋骨脱臼は生後4ヶ月から症状があらわれるようになり、小型犬によくみられる病気になっています。また、メスのワンちゃんはオスと比較して1.5倍ほど発症リスクが増加すると言われていますので、注意しましょう。

ワンちゃんの膝蓋骨脱臼の原因は、先天性のものと後天性の2つがあります。

先天性の膝蓋骨脱臼の原因としては、小型犬にみられる生まれつき膝が弱いなどの遺伝や、股関節形成不全などがあります。後天性の原因としましては、交通事故や壁への衝突、転倒、壁への衝突などの外傷です。

外傷による膝蓋骨脱臼は、飼い主さんが日々の生活の中から注意することで予防することができますので、ワンちゃんの行動などには常に注意するようにしましょう。

犬の膝蓋骨脱臼の症状、注意点を教えて!

ここでは、ワンちゃんの膝蓋骨脱臼が引き起こす症状や、注意したほうが良いことをお伝えいたします。

ワンちゃんの膝蓋骨脱臼は、あらわれた症状や重症度により、4つのグレードに分けられており、症状が深刻なものになるグレード4になる前に治療を行なう必要があります。

特にグレード4の場合には、常に膝蓋骨が脱臼した状態になり、手で押し戻すことができなくなってしまい歩行障害に陥りますので注意しましょう。

膝蓋骨脱臼がワンちゃんの身体に引き起こす症状としましては、足を引きずって歩く、触ると痛がる、すねのねじれ、前十字靭帯断裂、膝蓋人体の断裂、膝の変形性関節症、X脚やO脚などの症状があらわれるようになります。

膝蓋骨脱臼のグレードが1や2である場合には飼い主さんが対策を講じることで、歩行困難などの危険性からワンちゃんを守ってあげることができますので、日々の生活の中から注意するようにし、歩き方に異変がみられる場合には早急に治療を行なうようにしてくださいね。

犬の膝蓋骨脱臼の治療法や予防法を教えて!

ここではワンちゃんの膝蓋骨脱臼の治療法はどのようなものなのか、予防する上で必要なことについてお伝えいたします。

ワンちゃんの膝蓋骨脱臼の治療法としては外科手術を行なうことがほとんどです。膝の皿がはまっている溝を削り、深くしたり、筋肉の付着点を骨ごとずらす、骨を削り、皿の位置を溝にはまるようにずらすという手術が行われます。

グレードによって、重症度は異なりますが、どのグレードにおいても基本的には外科手術が行なわれます。これは、加齢や肥満などの他の要因で膝蓋骨脱臼が悪化することもありますので、さらなる悪化を防ぐための対策とも言えるでしょう。

膝蓋骨脱臼の予防法としましては、交通事故などの外傷による原因やワンちゃんの膝蓋骨に掛かる負担を無くすことが重要になります。

具体的には、散歩の際は交通量の少ない安全なコースを選ぶ、ワンちゃんが高い場所に登らないようにする、過度な運動をさせないようにする、フローリングなどによる足の滑りを防ぐために絨毯やマットを敷き、ワンちゃんの身体に掛かる負担を軽減する、肥満などを防ぐために栄養バランスや食事量にも注意するというものがありますので、日々の生活の中から心がけるようにしましょう。

また、それに加えて、遺伝的に膝蓋骨脱臼を発症しやすいワンちゃんの場合には、定期的な検査を行なうと早期発見に役立ちます。

今回お伝えさせていただきました情報が、飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で、役に立つものでありますことを願っております。

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