病気・ケガ

犬の肘関節形成不全とは?原因や症状、治療法について

ワンちゃんの病気やケガにはさまざまなものがありますが、その中でも肘関節形成不全はさまざまな症状を引き起こすだけではなく、ワンちゃんの楽しい毎日に悪影響を及ぼしてしまう病気になっていますので、早期発見、早期治療を心がけることが重要です。

今回は、ワンちゃんの肘関節形成不全がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因、肘関節形成不全が引き起こす症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の肘関節形成不全はどのようなことが原因になる?発症のメカニズムはどのようなもの?

ワンちゃんの肘関節形成不全は、さまざまな症状を引き起こすだけではなく、日常生活の中から健康を脅かしてしまう病気ですので、早期発見、早期治療を心がけることが重要になります。その際には、飼い主さんがどのようなことが肘関節形成不全の原因になるのかを知っておくと、早期発見、早期治療だけではなく、予防する上でも役立つことでしょう。

ここでは、ワンちゃんの肘関節形成不全がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの肘関節形成不全は前腕部と上腕部を連結している肘関節に異常が生じてしまう病気です。肘関節は、上腕骨と前腕部を形成する橈骨、尺骨という3本の骨がうまく噛み合わせられているのですが、肘関節形成不全を発症した際にはこれらのかみ合わせに異常が生じてしまうのです。

肘関節形成不全の原因としましては、遺伝や、骨が成長する生後4ヶ月から10ヶ月に事故や激しすぎる運動、体重の急激な増加などによる過度のストレスが掛かることによるものなどがあります。
特に遺伝により、肘関節形成不全を発症しやすい、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバー、ジャーマンシェパードなどの大型犬の場合には日々の生活の中から注意したほうが良いかもしれません。

犬の肘関節形成不全の症状や注意したほうが良いことは何?

ここでは、ワンちゃんの肘関節形成不全の症状や注意したほうが良いことをお伝えいたします。

ワンちゃんの肘関節形成不全が引き起こす症状としては、歩き方がおかしくなる、立っている時間よりも座っている時間が長くなる、運動を嫌がるようになる、片方の前足に体重をかけなくなる、歩行中に頭が上下する、前足の形に異変がみられるようになる、関節に水が溜まるようになる、変形関節症の併発などのものがあります。

肘関節形成不全の症状としては、普段から見ることができる、歩くという行動に異変がみられるようになることがほとんどですので、日常生活の中からワンちゃんの様子に注意して、何かおかしな様子がみられるようでしたらすぐに動物病院に連れて行くようにし、適切な処置をうけさせるようにしてくださいね。

また、肘関節形成不全の症状があらわれ始めるのは、生後4ヶ月から10ヶ月の間と言われていますので、幼齢期のワンちゃんを飼育しているという場合には特に注意するようにしましょう。

犬の肘関節形成不全の治療法にはどのようなものがある?予防する上で重要なことは何?

ワンちゃんの肘関節形成不全はさまざまな症状を引き起こすだけではなく、変形関節症などのさらなる苦しみを与えてしまう病気を併発することもある病気ですので、早期発見、早期治療を心がけるようにし、ワンちゃんの健康的な生活を守ってあげることが重要になるのです。

その際には、飼い主さんがワンちゃんの肘関節形成不全の治療法についての知識を持っておくと、安心して治療をうけさせることができますし、獣医さんの説明もわかりやすいことでしょう。それに加えて、肘関節形成不全の予防法にはどのようなものがあるのかということも、飼い主さんが理解しておくことでワンちゃんの健康的な毎日を守ることができます。

ここでは、ワンちゃんの肘関節形成不全の治療法や予防法についてお伝えいたします。

ワンちゃんの肘関節形成不全の治療法としましては、スクリューによる固定や骨切り術、関節切開による骨片や軟骨片の除去を行なう外科手術や、ワンちゃんの身体に引き起こされた症状による痛みなどを緩和するために抗炎症薬や鎮痛剤を投与し、苦しみを取り除くという投薬治療、食事制限や運動制限をし、ワンちゃんの身体にかかる負担を軽減する安静療法などのものがあります。

ワンちゃんの肘関節形成不全は完全に病気を発症する前の状態に戻すことは難しいため、肘関節形成不全が引き起こす二次的な症状や進行を防ぎ、ワンちゃんの生活を守ってあげることが重要になりますので、日々の生活の中からワンちゃんの様子には注意するようにしましょう。

ワンちゃんの肘関節形成不全の予防法としましては、日々の生活の中からワンちゃんの身体に掛かる負担を軽減するために、肥満を予防する、運動をさせ過ぎないようにする、食事の量や栄養バランスに注意する、飼育環境の中でワンちゃんの負担になりうるものを無くすというものがあります。

また、それに加えて、1年に1度は動物病院での健康診断をうけさせる、ペット保険に加入しておくなどの万が一の際に備えておくのもワンちゃんの健康を守る上で役に立つでしょう。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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