病気・ケガ

犬の下痢 どのような体調不良のサイン?

ワンちゃんの排泄物は、毎日出るものですのでトイレのお世話をする時などに健康かどうかをチェックすることができます。

特に、便の状態を見ることでワンちゃんの体調の変化にいち早く気付くことができるかもしれません。

今回は、ワンちゃんが下痢になってしまう理由や、下痢の時に考えられる病気、飼い主さんがどのようなことをしてあげれば良いかということについてお伝えさせていただきます。

犬が下痢になってしまった場合に考えられる原因は?

ワンちゃんが下痢になってしまう理由はいくつかありますが、大きく、ストレスなどの生活の中に原因があるものと、小腸や大腸などに疾患を抱えていたり、ウイルスや寄生虫などが原因になっている場合の2つに分けられています。

ここでは、ワンちゃんが下痢になってしまう原因について詳しくお伝えさせていただきます。

生活の中で、下痢になってしまうかもしれない原因はいくつかあり、飼い主さんがそれらに気をつけるようにすることで、下痢になるリスクを減らすことができますので、注意するようにしてくださいね。

引っ越しや、旅行、ペットホテルに預けられる時や、家族が増えるなどの環境の変化にワンちゃんは弱くなっています。

そのため、ストレスを強く感じてしまい、下痢という症状が現われてしまうのです。

ストレスを感じてしまう原因としてはその他にも、飼い主さんがワンちゃんとコミュニケーションを取る時間が不足しているということもあります。

エサを食べ過ぎてしまった際にも、エサをうまく消化することができずに下痢になってしまうということもあるようです。

その他にも、普段食べないものを食べた時や、人間が食べるものを食べてしまった時などにも下痢になってしまうのです。

冬などに、寒い環境にいるとワンちゃんも人間と同じようにお腹が冷えてしまい、下痢になってしまうこともあります。

夏でもクーラーなどでお腹を冷やしてしまうこともありますので、ワンちゃんのお腹を冷やさないように注意しましょう。

タオルを寝床に置くようにする、毛布を置いておくなどの対策をすることでワンちゃんのお腹が冷えてしまうことを予防することができますよ。

これらの下痢は、日々の生活の中から気をつけることで予防することができますので、注意してくださいね。

ウイルスや寄生虫、病気が原因でなってしまう下痢は、突然なってしまうこともありますので、ワンちゃんの様子を注意深く観察しておく必要があります。

このような病原性の下痢の場合には、原因や症状を理解しておくことで予防や早期治療をすることができますので、ワンちゃんの変化に気づいてあげるようにしてあげてくださいね。

ジアルシア症などの寄生虫に感染してしまうことで引き起こされる下痢は、長期間続いてしまうことが多く、嘔吐などの症状も併せて出ます。

体重が著しく減少してしまうこともありますので、ワンちゃんの体力がない場合には、重症化してしまうこともありますので注意してください。

ドッグランなどのワンちゃんが多く集まる場所などで感染してしまうことが多いので、ワンちゃんが多く集まる場所に行った後に下痢の症状が出た時には、寄生虫が原因であることを疑ってみてくださいね。

犬パルボウイルスや、犬ジステンパーウイルスに感染してしまうことで起こる伝染病の症状としても、下痢になってしまいます。

この場合には、血や粘膜が混ざっている下痢や、嘔吐、発熱といった症状を引き起こし、最悪の場合には命を落としてしまうこともあるのです。

ウイルスに感染した他のワンちゃんと接触してしまうことにより、ウイルスに感染してしまいますので、ワクチン接種をきちんとさせ、下痢などの症状が見られて、ウイルス性のものと思われる場合には早めに動物病院に連れていき、適切な治療をしてもらうようにしましょう。

犬の命を脅かしてしまう下痢はどのようなものなの?

ワンちゃんが下痢をしてしまう際には、命を落としてしまうかもしれない危険性がある急性の下痢と、一過性の下痢であるものに分かれています。

急性の下痢になってしまうことが原因で、慢性の下痢になってしまうことがありますので注意してくださいね。

急性の下痢の場合には、動物病院に早めに連れて行き治療を行わなければ、命を落としてしまう危険性もあり、一過性のものと急性のものを飼い主さんが見分けてあげる必要があります。

そこで、ここでは命を落としてしまうかもしれない危険性がある下痢を見分けるために飼い主さんに気を付けていただきたいことについてお伝えいたします。

ワンちゃんの下痢が一過性のもので、命を落としてしまうかもしれない危険性が低い場合には、嘔吐や発熱、食欲不振などの症状は出ないことが多くなっています。

しかし、下痢をしている場合には水分が奪われてしまいますので、水分をきちんと補給させるようにしてあげるようにしましょう。

このような場合には、胃腸を休ませるようにすることで症状が改善されることがありますので、少なくとも24時間は絶食をさせて、その後、便の様子を確認するようにしてください。

下痢ではなく、普段と同じような便が出るようでしたら、食事を与えても大丈夫でしょう。

この時には、普段あげるエサの量を半分にするなど様子をみて与えるようにしてくださいね。

急性の下痢で、命を落としてしまうかもしれない危険性がある場合には、便に血や粘膜が混ざっている、嘔吐が見られる、発熱や食欲不振という症状がみられます。

このような場合には、できるだけ早く動物病院に連れて行き、適切な治療を受けさせるようにしましょう。

一過性、急性、どちらの場合の下痢でも、普段と違う様子が見られるようでしたら動物病院に連れて行き、獣医さんに詳しい検査をしてもらい、適切な治療を受けさせるようにすることで症状が改善されることもありますので、ワンちゃんの異変を見逃さないようにしてくださいね。

犬が下痢にならないように飼い主さんができることは?

ワンちゃんが下痢にならないようにするためには、日々の生活の中から飼い主さんがワンちゃんの健康などに気をつけてあげる必要があります。

生活習慣などに気をつけるようにすることで、ワンちゃんが下痢になってしまう可能性を減少させることができるのです。

ワンちゃんの下痢を予防するためには、エサに気をつける必要があります。

人間の食べ物を与えてしまいますと、予期せぬ食物アレルギーや、消化が難しい物がありますので、下痢になってしまうこともありますので、なるべくドッグフードを与えるようにすると下痢の予防になると思いますよ。

ストレスなどを与えないようにするということも、重要な事です。

ストレスを多く感じてしまったワンちゃんは体調を崩してしまい、下痢などの症状が出ることも多くなるのです。

ワンちゃんがストレスを感じないような環境で飼育をすることや、運動をきちんとさせて遊び、ワンちゃんとしっかりコミュニケーションをとるようにしてくださいね。

病気などが原因になる下痢を防ぐためには、ワンちゃんを常に清潔に保つことと、ワクチンなどをきちんと摂取させて、他のワンちゃんからウイルスや寄生虫が感染することを防ぐようにしましょう。

ワンちゃんの下痢は体調不良のサイン!見逃さないように気をつけて!

ワンちゃんが下痢をしているという際には、落ち着いてワンちゃんの様子を注意して見てあげるようにしてくださいね。

飼い主さんが下痢についての知識をしっかりと持ち、様々な異変に気づくことでワンちゃんが苦しんでしまうかもしれない時間を減らしてあげることができるかもしれません。

ワンちゃんの下痢は異変のサインであり、放っておくと更に症状が悪化してしまうこともあるかもしれませんので、早期に発見し、早めの治療を受けさせるようにしてくださいね。

今回、お伝えさせていただいた情報が、ワンちゃんの健康を守る上で役に立ちますことを願っています。

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