基礎知識

犬はなぜ吠えるのか 理由や対象、無駄吠え予防の方法は?

ワンちゃんは言葉が話せないため、吠えたり自分の行動などで気持ちを飼い主さんに伝えることが多くなっています。そのため、飼い主さんがワンちゃんの気持ちなどを汲み取り、コミュニケーションを取るようにすることがワンちゃんとの絆を深める上では必要不可欠になるのです。

「無駄吠えなどに困っている」という飼い主さんもいらっしゃるかとは思いますが、どのような理由で無駄吠えをしてしまうのかということについては、よくわからないという飼い主さんも多いのではないでしょうか?

ワンちゃんの無駄吠えを防ぐためには、ワンちゃんが何故吠えているのかということについてしっかりと理解し、無駄吠えをしてしまう理由についても飼い主さんには覚えておいて頂く必要があるのです。

そこで、今回はワンちゃんが吠えてしまう理由や、ワンちゃんの無駄吠えを防ぐために必要なことについて、飼い主のみなさんにお伝えさせていただきます!

犬がなんで吠えるのか教えて!

ワンちゃんがなぜ吠えるのかということについて、はっきりとした理由がわからないという飼い主さんも多いのではないかと思います。

ワンちゃんが吠える理由はいくつかあり、意味なく吠えるということはほとんどありません。それらについて飼い主さんがきちんと覚えておくことで、ワンちゃんの欲求や、不満などを理解できるようになるのです。

ここでは、ワンちゃんがなぜ吠えるのかということについてお伝えさせていただきます!

ワンちゃんが吠えてしまう理由で一番多いものは、警戒心からくる吠えではないでしょうか。

ワンちゃんはもともと、警戒心が強い生き物であり、知らない人や物、動物に警戒してしまい吠えてしまうのです。子犬の時に、社会性を学んでいないワンちゃんですと、成犬になった後でも強い警戒心を持っていることが多いため、この理由で吠えてしまうというワンちゃんが多くなっています。

同じく、ワンちゃんが恐怖心を強く感じてしまっている時に、吠えるということも考えられます。ワンちゃんにとって嫌な記憶や怖い記憶が残っているものに対して、恐怖心を感じてしまい、吠えてしまうのです。

これらは子犬の時に適切な社会化を行い、恐怖や痛みなどを与えないように気をつけていれば避けれると思いますよ。

ストレスが溜まってしまうことが原因となり、吠えてしまうワンちゃんもいます。これは、ワンちゃんが生活する上での環境などに不満を抱えていることが多く、運動が十分にできていない、食事の量が足りていないということでワンちゃんがストレスを感じてしまい、「不満があるよ!」と吠えることで飼い主さんに訴えると同時に、吠えてストレスを解消していると考えられています。

エサがほしい時や、散歩に行きたい時など、何かを飼い主さんにしてほしい時に吠える要求吠えもあります。これは、「吠えればエサがもらえる!」というように吠えたら何かがしてもらえるとワンちゃんが学習してしまったことに原因があるため、吠えても何もしないというような対応をすることで、要求吠えをやめさせることができるのです。

飼い主さんが外出から帰宅した際や、嬉しい時などに興奮して吠えるワンちゃんもいます。このような場合は、もともと興奮しやすい性格の子が多く、吠えることについてのしつけを行っていない場合によく見られるようです。興奮して吠えてしまう場合には、きちんとしつけをすることで対策できることも多いので、気になるようでしたらきちんとしつけるようにしましょう。

ワンちゃんが吠えてしまうので、対策をしたいという飼い主さんは、ワンちゃんがなぜ吠えているのかということを初めに理解したほうが良いでしょう。吠えるからといって叱ってしまいますと、ワンちゃんが大きなストレスを感じてしまうかもしれません。言葉が話せないワンちゃんにとって吠えるという行動は、コミュニケーションを取る上で必要なものですので、頭ごなしに叱らずに、ワンちゃんの気持ちを考えながら、何が原因なのかということをきちんと考えるようにしましょうね。

犬が吠える際の対象となるものは何?

ワンちゃんの吠える原因を飼い主さんがきちんと理解しておくということは、無駄吠えを防ぐためには重要な事です。それに加えて、ワンちゃんが吠える際の対象が何であるのかということを把握しておくと、更に無駄吠えの対策に役立つかもしれませんよね。

ここでは、ワンちゃんが何に対して吠えているのかということについて飼い主さんにお伝えさせていただきます!

ワンちゃんが吠える対象として、最も多いのが、散歩中に出会った他のワンちゃんや人ではないでしょうか?吠えてしまったとしても、頭ごなしに叱るのはあまり良くはありません。まず、飼い主さんが注意して見なければいけない点は、ワンちゃんがどのように吠えているかということです。恐怖心や闘争心からくる吠えの場合には、ワンちゃんの表情もあまり望ましくない表情をしているでしょう。「他のワンちゃんや人に会えてうれしい!」とワンちゃんが感じている場合にも吠えてしまうかもしれません。

どちらの場合も、社会化がうまく行われていないことが原因になっているかもしれません。大事なことはワンちゃんをリラックスさせるということです。吠えてしまった場合には、飼い主さんが声をかけながら撫でてあげるなどしてリラックスさせてあげるということが対策と言って良いでしょう。

また、自宅などで知らない人に対して吠えてしまうのは警戒心の強いワンちゃんにはよく見られることです。不審者などが自宅に侵入してきた場合には、非常に心強いですが、飼い主さんの友人などには嫌な思いをしてしまうかもしれませんよね。

こちらの場合にも、飼い主さんがまずリラックさせてあげて、警戒している人に慣らしていくということをするようにしましょう。

玄関のチャイムや、電話の呼出音などに反応して吠えるというワンちゃんもいるでしょう。これも、ワンちゃんが聞いたこともない音に反応し、警戒しているのです。

ワンちゃんもチャイムの音に慣れれば、反応はしなくなるかもしれませんが、その他のことが条件付けされて吠えているということも考えられますので、チャイムに反応しているという場合には、チャイム以外の吠えてしまう理由についても考えてみると良いでしょう。

犬の無駄吠えを予防するためにはどうすれば良いの?

ワンちゃんの無駄吠えが、飼育環境などにある場合には、それらを改善するのが予防法として最も望ましいでしょう。エサをきちんと与える、運動をしっかりとさせる、ワンちゃんとのコミュニケーションをしっかり取るようにするということで、無駄吠えが著しく改善されることもあります。原因をきちんと判断する必要がありますが、最も効果的な予防法でしょう。

ワンちゃんが、「吠えれば何かをしてもらえる」と学習してしまったことが原因で無駄吠えをしているという場合には、心を鬼にして無駄吠えしても何もしないようにするのが一番良いでしょう。無駄吠えをしているから、静かにさせるためにおやつを与えたりするのは逆効果になってしまうのです。

このような場合には、吠えても何もしないようにすると同時に、吠えなければ良いことがあるというようにしつけ直すのが良いでしょう。ワンちゃんが吠えたら無視をして、大人しくなったらかまってあげたりご褒美を与えるというようなしつけが効果的ではないかと思います。

ご自身のワンちゃんによって、無駄吠えをする理由は様々ですので、原因をきちんと見抜き、ワンちゃんに適した予防法や、しつけ方を選ぶようにしてくださいね。

犬が吠えるのはあたりまえなのです!

吠えるという行為は、言葉が話せないワンちゃんたちにとっては大切なコミュニケーションツールです。

うるさいからという理由だけで叱るのではなく、ワンちゃんが何を伝えたくて吠えているのかということをきちんと考えるようにすれば、無駄吠えなどもなくせるかもしれませんよね。

今回、お伝えさせていただいた吠える原因や吠える対象を参考に、ご自身のワンちゃんの吠えている理由を考えてみるのも良いと思いますよ!

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