基礎知識

犬や猫における純血種と雑種の違い

ワンちゃんやネコちゃんを新しくご家族の一員として迎えることを考える際には、どのような種類の子を迎えるかということは飼い主さんにとっては大事なことではないかと思います。

特に純血種の子と雑種の子ではどのような違いがあるのか、飼いやすさやしつけのしやすさには違いがあるのかという点についてよくわからないという方も多いのでは無いでしょうか?

実は、純血種と雑種では、病気のかかりにくさやしつけやすさに少しの差があるということはご存知でしょうか?ワンちゃんやネコちゃんを家族に迎えるという場合にはそれらのことについて理解しておくと役立つかもしれませんよ。

今回は、ワンちゃんやネコちゃんを新しく家族に迎える際に覚えておくと便利な、純血種と雑種の違いについてお伝えさせていただきます!

純血種と雑種の大きな違いは一体何なのかを知りたい!

ワンちゃんやネコちゃんを家族に迎えることをお考えの際には、ペットショップやブリーダーさんから迎えるか、野良の子を保護することや保健所などから引き取るという方法で迎えるのが一般的な方法でしょう。

前者で家族に迎える際には、ほぼ純血種、後者で迎える際にはほぼ雑種と考えていただいて構いません。

ここでは純血種と雑種の大まかな違いについてお伝えさせていただきます。

純血種のワンちゃんやネコちゃんの場合には、品種により定められた規定を守るために理想的な交配をされていることが多く、特定の遺伝疾患などを持っている場合もあります。

品種による違いなどをきちんと守るために交配されているため、血が濃くなり、病気などになる確率も雑種のワンちゃんやネコちゃんと比べると高くなっていますが、動物病院などできちんと治療をすることができれば15歳以上の年齢まで生きる子もいますので、大丈夫でしょう。

雑種のワンちゃんやネコちゃんは純血種の子と比べた際に病気などをしにくく、丈夫な子であることが多くなっています。多種多様な品種の血が混ざっているため、特定の遺伝疾患などが出にくいというのもありますし、自然界で生まれる子が多いため、身体の弱い子は生き残れないということも理由の1つといっても良いでしょう。

純血種の子と比較した際に、外で育ってきている子が多いため、完全室内飼いですとほぼ発症することがない猫エイズなどのワクチンで防げる病気を持っている場合がありますので、家族に迎えるという場合には必ず、動物病院などできちんと健康診断をし、治せる病気は治しておくということが重要です。

このように純血種と雑種にはそこまで大きな違いはありませんが、遺伝子疾患などの発症のしやすさや身体の丈夫さなどには幾分かの違いが見られます。

最終的には、自分が家族に迎えたい子を責任をもって一生涯育てていただくのが一番良いのですが、どのような子を家族に迎えたいのかと考える際には純血種と雑種の違いも頭に入れていただきながら考えるようにするのが良いと思いますよ。

純血種と雑種、どちらが育てやすいの?

身体の丈夫さや遺伝子疾患にかかるかどうかが、純血種と雑種では異なるということについてお伝えさせていただきましたが、飼い主さんはその他にも、「純血種と雑種だったらどちらのほうが育てやすいの?」という疑問をお持ちになられるのではないでしょうか?

ワンちゃんやネコちゃんは品種ごとに大まかな性格の傾向もありますし、食事量や運動量も大きく異なります。これから家族に迎えるワンちゃんやネコちゃんのそれらについて詳しく知っておきたいという方も多いことでしょう。

そこで、ここでは純血種と雑種を育てる上でどのように違うのかということについてお伝えさせていただきます。

純血種のワンちゃんやネコちゃんは比較的なつきやすく、しつけをしやすい子が多くなっています。これはペットショップやブリーダーさんから迎える時期が早いため、人間のことを母親のように考えて育つのが大きく影響していると言っても良いでしょう。

雑種と比べると身体が弱く、特定の遺伝子疾患などを発症してしまう子もいますので、健康状態には常に気を配る必要があるかもしれません。

交配を考えた際には、遺伝子疾患などを発症してしまう確率が高くなることもありますので、純血種同士で子供をつくるのかということについてもよく考える必要がありますし、そのような場合にはオス、メス問わずに血統書が必要になりますので覚えておいてくださいね。

雑種のワンちゃんやネコちゃんの場合には、警戒心が解けるまでに時間が必要になることが多いと思います。飼うことを決意した場合には、じっくりと時間をかけて信頼関係を築いていくようにしましょう。

雑種の子は、純血種よりも繁殖能力が優れていることが多く、一度にたくさん子どもを産みますし、年をとった後にも子どもを生むことがありますので、飼うことを決意した際には、繁殖をするのかどうかということについてもしっかり考える必要があります。

純血種のワンちゃんやネコちゃんと比べると、身体が丈夫で病気にもなりにくいことが多くなっていますが、ワクチンで防げるような感染症を患っていることもありますので、動物病院などで早めに検査と治療を行うようにしてくださいね。また、ご自宅に先に先住のワンちゃんやネコちゃんがいる場合には、最初は隔離しておくなどの対策をとっておいたほうが良いでしょう。

純血種、雑種でもどちらも時間をかけて信頼関係を構築し、唯一無二のパートナー担っていくのですが、なつきやすさや甘えん坊な子が多いのは純血種、身体が丈夫で強いことが多いのは雑種というように覚えておいてくだされば良いのではないかと思います。

もちろん、育つ環境や飼い主さんがどのように接しているのかによってワンちゃんやネコちゃんの性格は異なってきますし、身体が弱いと言ってもきちんと普段から健康管理をしてれば問題無い事も多いので、神経質に考え過ぎないようにしてくださいね。

オスとメスのどちらを家族に迎えるのが良いの?

オスかメスかでも性格は異なってきます。ワンちゃんの場合は、オスは縄張り意識が強く甘えん坊で性格がわかりやすい子が多いようです。攻撃性が強い子もオスの方に多く見られるようです。

メスのワンちゃんの場合は、自立心が強く大人っぽく、穏やかで大人しい性格をしていることが多いようです。年2回ほどの発情期には情緒が不安定になることもありますのでその点も考慮するようにしましょう。

ネコちゃんの場合には、オスは基本的には甘えん坊で比較的に有効的な子が多く、なつきやすくしつけやすい子が多いと言われていますが、対照的にメスの子は自立心が強く気まぐれな子が多くなっています。

ワンちゃんやネコちゃんとたくさん遊びたい、甘えてほしいという方はオスの子を、お互いに自立している関係を望む方はメスの子を選ぶと良いのではないかと思います。

去勢、避妊手術をするかどうかという点も、新しく家族に迎える際には重要な事です。繁殖をしないとお考えの方は、去勢、避妊手術をすることで生殖器系の病気にかかりづらくなる、発情期の行動がなくなる、寿命が延びるなどの得られるメリットが大きいため、手術をすることを検討してみる方が良いでしょう。

純血種でも雑種でも、飼い主さんの唯一無二のパートナーです

新しく、ワンちゃんやネコちゃんを家族に迎えるという場合には、様々なことを検討する必要がありますが、最終的には純血種、雑種問わずに責任をもって一生涯面倒を見ていく覚悟があればどちらが良いかという点はあまり関係ありませんので、ご自身が「この子と過ごしたい」という子を見つけられるようにアンテナを張っておくようにしましょう。

まだ、どのような子が良いのかということがよくわからないという方は、純血種や雑種の特徴や違いなどを覚えておくと、新しく家族に迎える子を選ぶ際には参考になると思いますよ。

飼い主さんと新しく迎える家族の毎日を素晴らしい物にするお手伝いになることを願っております。

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