ペットとの生活

犬の分離不安症の原因や対処法について

ワンちゃんがストレスなどを強く感じてしまった際には、分離不安症という病気を発症してしまうことがあり、きちんと治療をしないと飼い主さんとワンちゃんの療法がつらい思いをしてしまうことがあるのです。

そこで今回は、ワンちゃんが分離不安症を発症してしまう原因や、症状、どのように治療をすれば良いのかということについてお伝えさせていただきます。

犬の分離不安症の原因となるものは何なのか教えて!

ワンちゃんは飼い主さんの側に居て、飼い主さんの指示を聞くことに喜びを感じる生き物です。

そのため、飼い主さんの側に居られないことが強いストレスになってしまい分離不安症を発症してしまいます。

分離不安症は、飼い主さんが外出してしまうことや、長時間の留守番が原因になっていることがほとんどです。

この病気は、どんなワンちゃんでも発症してしまうことがあるのですが、甘えん坊のワンちゃんやワガママなワンちゃん、きちんとしつけが行われていないワンちゃんの場合には特に発症する確率が高くなっていますので注意してくださいね。

散歩などが不足していたり、飼い主さん以外の人や、他のワンちゃんとのコミュニケーションが不足している場合には、ワンちゃんの社会化が不足してしまい、それが分離不安症の原因になってしまうこともあります。

これからワンちゃんを飼育するという方は社会化不足にならないように気をつけてあげましょう。

また、飼い主さんがワンちゃんを甘やかしてしまったり、過度にかわいがってしまうことがこの病気の原因になっていることもあります。

飼い主さんにワンちゃんが依存し過ぎると分離不安症を発症してしまう可能性が大きく上がりますので、気をつけるようにすると良いでしょう。

この分離不安症という病気は、ワンちゃんが子犬のうちに発症してしまうことが多く、若ければ若いほど症状が悪化する可能性があります。

できるだけ、早めの治療を心がけ、適切な処置を取るようにしてくださいね。

犬が分離不安症を発症してしまった際には、どのような症状が見られるの?

ワンちゃんが分離不安症を発症してしまった際には、飼い主さんに強く依存していることが多く、飼い主さんがいなくなり、一人ぼっちで居ることに対する拒否反応からの行動が症状として現れます。

分離不安症の症状として、一番多いものが飼い主さんの外出中に、トイレではない場所で排泄してしまったり、飼い主さんが困ってしまうようなイタズラや部屋の物を荒らすなどの異常行動がみられます。

遠吠えなどの行動も現れ、近隣の住民の方に迷惑をかけてしまうということもあるのです。

特に、遠吠えは飼い主さんが帰ってくるまで続いていることもあり、ワンちゃんの声が枯れていることもありますが、飼い主さんが外出中のため、気づくのが遅れることも多くなっているようです。

飼い主さんが外出の準備を始めただけで、そわそわと落ち着かない様子になり、飼い主さんの側によってくる、飼い主さんが立ち上がって部屋を移ろうとしたらワンちゃんもついてくる、トイレの中までついてこようとし、トイレの扉などを開けようとしたり、爪でカリカリとひっかくなどの行動も分離不安分離症の症状と考えていただいても良いでしょう。

また、これらの行動として現れる症状以外にも、足などを炎症が起きてしまうくらい舐めてしまう、下痢や嘔吐をするという身体の異変も症状として現れることもありますので、分離不安症の疑いがある場合には、なるべく早めに治療を行うようにしてあげてくださいね。

犬が分離不安症を発症してしまった際にはどのような対処法が取られるの?

ワンちゃんが分離不安症を発症してしまった際には、できるだけ早いうちに分離不安症の治療を行うようにすることが重要な事になります。

分離不安症は、悪化してしまいますと治療が難しくなり、飼い主さんにもワンちゃんにも大きな負担をかけてしまいますので、早めの治療と分離不安症を発症しないような飼い方を心がけるようにしてあげましょう。

ここでは、ワンちゃんが分離不安症を発症してしまった際の治療法や、分離不安症を発症させないようにする予防法についてお伝えさせていただきます。

分離不安症は、飼い主さんがワンちゃんの異常行動などについて落胆する様子を見せたり、帰宅した時などに甘やかしてしまったりすることが更に症状を悪化させてしまいます。

分離不安症を治療していく際には、愛犬家の飼い主さんには辛いことですが、外出前は犬を興奮させないようにあまり構わない、帰宅後にも留守番ができたことをほめたりしないようにし、30分程度は無視するようにすると、「こんな行動をしても無駄なのだな」とワンちゃんが学習するので効果的だと思いますよ。

また、トイレ以外の場所での排泄や、部屋を散らかしてしまうなどの行動について叱ることはやめましょう。

ワンちゃんはいけないことをしてしまった後にすぐに叱られないと、何が原因で怒られていたのかがわからず、ワンちゃんの不安感を煽ってしまい、更に症状が悪化してしまうことがありますので注意してください。

分離不安症を治療していき、予防するためには、ワンちゃんと飼い主さんの距離を適切なものに保つということになります。

特にワンちゃんを可愛がりすぎてしまっている場合にはこの方法がなによりも効果的でしょう。

ワンちゃんと一緒にいるときに、必要以上に話しかけたりスキンシップをとらないようにする、飼い主さんが家の中で作業をしている時にはケージなどに入れるようにし、ワンちゃんが一人で居ることに慣れられるように飼い主さんが工夫してあげるようにしてあげてくださいね。

ワンちゃんがケージや自分の居場所にいることに慣れてしまえば、留守中に飼い主さんがいない寂しさからの異常行動をすることもなくなります。

それに加えて、ワンちゃんのしつけなどをきちんと行い、飼い主さんの指示をきちんと聞くことができるように教育してあげましょう。

ワンちゃんにとって飼い主さんが甘える対象ではなく、リーダーとして認識させることも分離不安症の治療には役に立ちます。

これらのワンちゃんの行動や習慣を改善していくことは治療と予防の面で非常に重要な事ですが、それだけでは改善しない場合には、投薬なども行われることもあります。

もちろん投薬だけでは、分離不安症を完治させることはできませんので、ワンちゃんとの毎日の中から治療や予防に努めるようにしてあげてくださいね。

ワンちゃんの分離不安症に気をつけて、楽しい毎日をおくるようにしてください!

分離不安症は、ワンちゃんや飼い主さんの生活を苦しめてしまう病気であり、予防をするように飼い主さんが気をつけてあげるということが何よりも重要な事です。

日々の生活の中から、ワンちゃんの様子に注意したり、コミュニケーションの取り方などに気をつけることで、分離不安症の治療や予防に必ず効果があるのです。

ワンちゃんを甘やかしすぎないように注意し、大切なパートナーとして接してあげるようにしてくださいね。
分離不安症は、悪化してしまうとワンちゃんの身体にも、下痢や嘔吐などの身体的な症状が出ることもありますので、なるべく早めに治療をしましょう。

今回、お伝えさせていただきました情報が、飼い主さんとワンちゃんの毎日をより楽しく健康的なものにするお手伝いになりますことを願っております。

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