ペットとの生活

猫の肛門周りがくさい…猫の肛門トラブルについて

毎日の生活を共に過ごす大切なパートナーであるネコちゃんの健康状態を出来るだけ良好な状態に保つためには、飼い主さんが栄養状態に注意し、十分な運動をさせるようにするなど様々なサポートをしてあげなければいけません。

そのためには、飼い主さんが様々な病気についての知識や対策法、ネコちゃんの習性や身体の仕組みなどについて理解しておくほうが良いでしょう。

ネコちゃんの肛門には肛門嚢と呼ばれる穴があるのですが、この肛門嚢が原因になり、肛門周りのトラブルを起こしてしまうということもあるのです。

それに加えて、人間でも辛い痔などにネコちゃんがなってしまうこともありますので、それについての知識も持っておくと、早期発見・早期治療には役立つはずです。

そこで今回は、ネコちゃんが困ってしまう肛門周りのトラブルや、肛門嚢が原因になり起こるトラブルについて、原因や治療法、予防するために飼い主さんはどのようなことに気をつければ良いかをお伝えさせていただきます。

猫によくある肛門周りのトラブルの原因にはどのようなものがあるのか教えて!

ネコちゃんにとって肛門は、口にしたものが消化され、最終的に排出される上で重要な役割を果すものであり、日々の生活を送っていく上では欠かせない器官です。

そのため、肛門周りのトラブルはネコちゃんの日々の生活の質を下げてしまうものになっていますので、飼い主さんができるだけ注意してあげるようにすると良いかもしれません。

そこで、ここではネコちゃんの肛門周りのトラブルがどのような原因で引き起こされるのか、どのような病気が多くなっているのかということについてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんの肛門周りのトラブルでもっとも多いものといえば、肛門嚢に溜まった肛門腺からの分泌物が排出できなくなることによりものでしょう。

肛門嚢に溜まった分泌物の中で細菌などが繁殖してしまうことで起こる肛門嚢炎は、様々な症状があらわれ、痛みも伴うものですので、ネコちゃんを苦しめてしまいます。

それだけではなく、肛門嚢に溜まった分泌物が腫瘍になってしまうこともありますので、注意してあげるようにしましょう。

ネコちゃんの肛門周りのトラブルで、飼い主さんが「意外かもしれない」と思われるものといえば痔です。ネコちゃんは痔にならないだろうとお思いの飼い主さんもいらっしゃると思いますが、切れ痔と痔ろうはネコちゃんでもなってしまうことがあるものであり、便秘や下痢を繰り返してしまうことや、毛玉を頻繁に食べてしまうことが原因で引き起こされるのです。そのため、飼い主さんが食生活などに気をつけてあげるようにし、何かおかしな様子がありましたらすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。

猫が肛門嚢炎や、痔になってしまった際にはどのような症状がみられるようになるの?

ネコちゃんの肛門に関連した病気は、排泄の際などに痛みを伴ってしまうなどの苦痛を与えてしまうことが多くなっていますので、症状についての知識を飼い主さんがしっかりと持ち、早期発見・早期治療を行ってあげるようにすると良いかもしれません。

ネコちゃんの肛門嚢炎や、痔は様々な症状があらわれるのですが、見過ごしてしまうこともあるかもしれませんので、できるだけネコちゃんの様子には注意するようにしてあげてくださいね。

ここでは、ネコちゃんの肛門周りのトラブルの中でも、肛門嚢炎と痔について、どのような症状があらわれるのかということについてお伝えさせていただきます。

肛門嚢炎を発症した際にみられる症状は?

肛門嚢炎を発症してしまった時には、細菌が繁殖してしまうため、炎症を起こしてしまい、痛みを伴うため、便秘になったり、肛門周辺が腫れたり赤くなり、しきりに気にする様子を見せます。

肛門周辺に違和感があるため、お尻を舐めすぎてしまい、その周辺の被毛が抜け落ちてしまうこともあるので注意して観察するようにしましょう。

それ以外にも炎症がひどい場合には発熱や食欲不振という症状があらわれますので、早めの治療が必要になるということもあるのです。

肛門嚢に腫瘍ができてしまうこともありますし、ひどい場合には肛門周辺に穴が開いてしまい、膿が溢れ出てくるということもありますので、注意してあげてくださいね。

切れ痔や痔ろうになってしまった際に見られる症状は?

ネコちゃんが切れ痔や痔ろうを発症してしまった際には、肛門からの出血や血便というような症状があらわれ、排便の際などに痛みが伴うため、肛門周辺を気にする素振りをみせるような症状があります。

血便は痔だけではなく、胃腸炎や内臓にできた腫瘍などが原因になっているということもありますので、便の状態には注意するようにし、なにかおかしな様子がみられるようでしたら、動物病院に連れて行き、詳細な検査を受けさせるようにしましょう。

猫が肛門の病気になってしまった際にはどのような治療法や予防法がとられるのか教えて!

ネコちゃんが肛門の病気になってしまった際には、早期に治療を行なうようにすることで、症状が悪化してしまうのを防げます。

そこで飼い主さんが気になられることといえば、どのように治療を行なっていくのかということではないでしょうか?

それに加えて、飼い主さんが肛門嚢炎や痔の予防法について理解しておくと、ネコちゃんが健康的に毎日を過ごしていく手助けになることでしょう。

ここでは、ネコちゃんの肛門嚢炎や痔についての治療法や予防法についてお伝えさせていただきます。

ネコちゃんが肛門嚢炎や痔になってしまった際には、症状にあわせた治療法が選択されますが、基本的には投薬治療が行われます。

肛門嚢炎の場合には、抗生物質を投薬し、肛門嚢に繁殖している細菌を殺します。

そのような場合には、肛門嚢に直接カテーテルなどを用いて抗生物質を投与するほうが効果があるようです。

投薬治療の効果が見られない場合には、手術で肛門嚢を切除することもありますが、手術法によって、メリット、デメリットがありますので、獣医さんと相談するほうが良いでしょう。

痔の場合には、便秘気味で便が硬いことや、下痢になっていることが原因になり肛門が切れたり、痔ろうができてしまうため、整腸剤などを投与して、腸内環境を整えるのが治療法と言えるでしょう。

痔ろうの場合には、手術を行ない、痔ろうを取り除き膿を取り出すという治療法もとられます。

腸内環境を正常な状態に戻し、下痢や便秘を防ぐということがなによりの治療といえますので、できるだけ普段の生活の中から食事には気を付けてあげるようにしましょう。

肛門嚢炎や痔の予防には、日々の生活の中からネコちゃんの食事や運動に飼い主さんが注意しておくようにし、ストレスを最小限に抑えるということが役にたちます。

運動不足は特に様々な病気の原因になってしまう肥満のきっかけにもなってしまうので特に気を付けるようにしてあげましょう。

食事は栄養のバランスに気を付けるようにし、食物繊維を含んだエサも忘れずに与えるようにすると、ネコちゃんの健康的な生活の手助けになるかもしれません。

肛門嚢炎の場合には特に、肛門嚢の分泌物が排出されなくなってしまうということもありますので、定期的に肛門腺しぼりをしてあげるようにして、肛門嚢に分泌物が溜まらないように飼い主さんが対策してあげるようにすると、肛門嚢炎を予防する上で役に立つことでしょう。

ネコちゃんの肛門の病気は健康的な毎日を脅かす!毎日の生活習慣の中から予防に努めましょう!

ネコちゃんの肛門嚢炎や痔は、普段の生活の中から防げるものであり、飼い主さんがネコちゃんの様子に注意して様々な対策をしてあげるとネコちゃんが苦しむかもしれない時間を減らしてあげられるのです。

肛門嚢炎や、痔を予防するための対策は、様々な病気の予防にも役立ちますし、ネコちゃんの生活の質を向上させてくれるものですので、飼い主さんがしっかりとサポートしてあげましょう。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとネコちゃんが楽しい毎日を送る上での手助けになりますことを願っております。

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