病気・ケガ

犬の肥満細胞腫とは?原因や症状、治療法について

今回は、ワンちゃんの肥満細胞腫の発症のメカニズムや原因、症状、治療法や予防法についてお伝えいたします。

犬の肥満細胞腫の原因とは?発症のメカニズムを教えて!

ここでは、ワンちゃんの肥満細胞腫がどのような病気なのか、発症のメカニズムや原因についてお伝えいたします。

ワンちゃんの肥満細胞腫は、粘膜下組織や結合組織などに存在する肥満細胞がガン化してしまう病気になっています。

肥満細胞腫には皮膚に腫瘍ができる皮膚型と、内臓に腫瘍ができる内臓型の2つがあるのですが、ワンちゃんの場合にはほとんどが皮膚型の肥満細胞腫です。8歳から9歳のワンちゃんが発症しやすいと言われており、胴体や四肢、頭頚部に腫瘍ができやすいという特徴を持っています。

ワンちゃんの肥満細胞腫の原因としましては、はっきりとしたことはわかっておらず、多くの場合で原因不明であることが多くなっていますが、慢性的な炎症や遺伝などが原因であるとも言われていますので、日常生活の中からワンちゃんの健康には注意するようにしましょう。

遺伝により、肥満細胞腫を発症しやすいと言われているワンちゃんはボクサー、ボストンテリア、ブルドッグ、バセットハウンド、ワイマラナー、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、ビーグル、ポインター、スコティッシュテリアなどの犬種ですので、飼い主さんは特に注意してあげてくださいね。

犬の肥満細胞腫の症状とは?日常生活の中から注意したほうが良いことは?

ここでは、ワンちゃんの肥満細胞腫が引き起こす症状、日常生活の中から注意したほうが良いことについての知識をお伝えいたします。

ワンちゃんの肥満細胞腫が引き起こす症状としましては、胃潰瘍、粘膜潰瘍、低血圧、不整脈、気管支の収縮、皮膚にできた腫瘤が赤くなる、痒み、痛み、むくみ、傷口の治癒が遅くなるなどの症状があらわれるようになります。

特に、痒みや痛みなどの症状やむくみなどは日常生活の中から気づきやすいものですので、これらの症状がみられた際には早急に動物病院に連れて行くようにして、ワンちゃんの身体に異変があらわれていないかをきちんと検査させるようにしましょう。

犬の肥満細胞腫の治療法、予防法を教えて!

ここでは、ワンちゃんの肥満細胞腫の治療法や予防法についてお伝えいたします。

ワンちゃんの肥満細胞腫の治療法としましては、ガンが小さく、ワンちゃんに体力がある場合には外科手術を行いガン細胞を切除するという治療を行なうこともありますが、ガンが転移していたり、ワンちゃんに体力がない場合には抗ガン剤や放射線などを用いた化学療法が行なわれることもあります。

ワンちゃんの肥満細胞腫は原因がはっきりとは明らかになっていないため、事前に予防をすることが難しくなっていますので、早期発見、早期治療を心がけるようにして、ガンの転移が起きる前に治療を行なうことが重要になります。日常生活の中からスキンシップを通じて、しこりなどがないかを確認するとともに、何か異変がみられるという場合には、早急に動物病院に連れて行くようにし、適切な処置をうけさせるようにしてくださいね。

また、1年に1度は動物病院での健康診断を受けさせるようにする、万が一の際に備えてペット保険に加入しておくなどの対策を講じておくのもワンちゃんの健康管理に役立つと思いますよ。

今回お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとワンちゃんの生活をより良いものにする上で役に立つものでありますことを願っております。

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