病気・ケガ

猫の血便について どんな病気の可能性がある?

血便は肛門に異常がある時にのみ見られるものではなく、内臓疾患などの病気を発症している際にもみられるものですので、血便の種類を見分けて、どのような病気の危険性があるのかということについての知識を飼い主さんが持っておくようにするのが良いでしょう。

ここでは、ネコちゃんの血便がどのような原因であらわれるのか、血便が見られた際に考えられる病気は何なのかということと、血便を予防するために飼い主さんがどのようなことをしてあげられるのかということについてお伝えさせていただきます。

猫の血便はどのようなことが原因になっているのかについて知りたい!

ネコちゃんには血便が伴う病気がいくつもあり、どのような病気が原因になっているのかということを飼い主さんが理解しておくことで病態が悪化する前に治療を行なってあげることができます。

ネコちゃんが病気や疾患とは関係なく、血便が出るということは、ほぼありませんので、血便がみられた際には「もしかしたら病気かもしれない。」と疑ったほうが良いでしょう。

ここではネコちゃんの血便がどのようなことが原因になっているのかということについてお伝えさせていただきます。

口内や、小腸、大腸で出血している場合に血便が見られることもありますし、胃や腸が炎症を起こしていることが血便の原因になっているということもあります。

その他にも、食物アレルギーが原因になっているということも考えられますので、日々の生活の中から注意したほうが良いでしょう。

また、猫白血病ウイルス感染症を発症した際や、胃がんや小腸がんなどを発症した際に症状の1つとして血便という症状があらわれることもありますので、ネコちゃんの健康管理には気を付けてあげるようにしてくださいね。

病気の種類が違うと血便の種類も違う?血便の種類で見分ける危険な病気

血便は病気や様々な疾患のサインであり、ネコちゃんの身体の異変をあらわすものでもあります。

血便だからといって、普段の便に血が混じっているというだけではなく、様々な種類の血便があり、原因になっている病気や疾患、疾患の原因になっている場所によって血便の色や形なども異なるのです。

血便の種類を飼い主さんがしっかりと理解しておくようにすることで、「もしかしたらこの病気かも?」と疑うことができますので、早期発見・早期治療をしていくうえでは必ず役に立つことでしょう。

そこで、ここでは病気や疾患によって異なる血便の種類についてお伝えさせていただきます。

血便の中でも、危険度が最も高いものは、真っ赤な血便です。

下痢を伴っていると更に危険で、放っておくと命を落としてしまうこともありますので、注意してください。

このような血便が見られる場合には、大腸炎や腫瘍が進行していることが多くなっています。

下痢を伴っている場合には、体力や免疫力が低下しているということも考えられますので、早急に動物病院に連れて行き、適切な処置を受けさせるようにしましょう。

真っ赤な血が便に混ざっているという場合には、肛門嚢炎が原因になっている場合や肛門周辺から出血しているということも考えられます。

肛門周辺に異常が見られない場合には、食物アレルギーが原因になり、腸などで炎症を起こしてしまい、血便が出ているということもありますので、注意しましょう。

黒っぽいタールのような血便が現れている際には、口内から小腸、大腸と幅広い範囲で出血しているかもしれませんので、早急に動物病院で治療を受けさせるようにしましょう。

食道や小腸、胃などに腫瘍や潰瘍がある際や、猫汎白血球減少症などの際にこのような血便が見られることが多くなっていますので、注意しておくようにしてくださいね。

白っぽい下痢の後に、トマトジュースのように水っぽい血便が出ましたら、パルボウイルス感染症の疑いがあります。

このパルボウイルス感染症は死亡率が高い病気であり、感染力も非常に強くなっていますので、早期発見・早期治療を心掛けるようにしてください。

この病気はワクチンを摂取することで予防することができる病気です。

そのため、適切な時期に飼い主さんがネコちゃんにワクチンを摂取させるようにしてあげてくださいね。

猫の血便を予防するためにはどのようなことが必要になるのかを教えて!

血便を予防するためには毎日の生活の中からネコちゃんの健康を守るために飼い主さんが気を配っておくようにする必要があります。

ウイルス感染による血便を防ぐために、定期的なワクチン接種を忘れないようにしておくのも大切なことです。

血便は、基本的に他の病気や疾患の症状としてあらわれることがほとんどですので、そちらの予防をまず第一に考えるようにすると良いでしょう。

ネコちゃんの栄養状態などに飼い主さんが気を付けるようにし、食物アレルギーなどをネコちゃんが持っている際には、どの食物にアレルギー反応を起こすのかを事前に把握しておくようにし、動物病院で低アレルギー食などを処方してもらい様子をみるようにするのも良いかもしれません。

細菌やウイルスは暑い時期などにエサや水を置きっぱなしにしてしまいますと、そこで繁殖してしまうということが考えられます。

その細菌やウイルスに感染することにより、ネコちゃんに血便という症状があらわれることもありますので、それを防ぐためにも飼い主さんが、エサや水は毎食毎に片付け、常に新鮮な状態でネコちゃんが水を飲んだり、エサを食べられるようにしてあげましょう。

ネコちゃんのブラッシングを忘れないように行なうということも、血便が症状としてあらわれる病気を予防するうえで役立ちます。

毛玉を飲み込むことで胃や腸に炎症を引き起こし、血便が出るということもありますので、それを防ぐ上でも細やかなブラッシングや定期的なシャンプーは忘れないようにしてあげてくださいね。

また、トイレの掃除を1日1回行なうようにすると、血便の早期発見には役立ちます。早期発見、早期治療を心がけるようにすることで、病気の進行を最小限に抑えることができますし、ネコちゃんが苦しむかもしれない時間を最小限に抑えることがことができますので、便の状態は毎日確認しておくようにしましょう。

ネコちゃんの血便は、病気のサイン!早期発見・早期治療を心掛けるようにしましょう!

ネコちゃんの血便は身体の不調を表すサインであり、病気の可能性が高くなっているということを飼い主さんに伝えているのです。

そのため、できるだけ見逃さないようにし、血便があらわれた際には早めに動物病院に連れて行き、適切な処置を受けさせるようにすると良いでしょう。

血便が見られたネコちゃんを動物病院に連れて行く際には、密閉できる容器に血便を入れていくと、どのような病気や疾患が原因になっているのかということを見分けるうえで役に立ちますし、迅速な治療を行う手助けになるかもしれません。

それに加えてネコちゃんの排便、排尿の回数、発熱の有無、食欲の有無などを電話で伝えておくようにすると良いでしょう。

今回、お伝えさせていただきました情報が飼い主さんとネコちゃんがより楽しく、健康的な毎日を送るうえで役に立つ情報でありますことを願っております。

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